派遣社員で働いている人も、様々な事情があって、派遣社員にたどり着いているはずです。
- 元々の正社員で働いていて、理由あって会社を辞めることになった後に派遣社員で働いている人
- 会社で上司との関係に問題があって嫌になった人
- 新卒で入社したけれど、仕事が自分に合っていないと思って退職した後に派遣社員として働いている人
たしかに全くの無職に比べれば派遣社員として働くことは、社会人として立派なことです。
正社員としての仕事が見つかるまでのつなぎだとしても、その間をつなぐための有効な期間となるでしょう。
しかし、やはりというべきか正社員にも大きなメリットはあるんです。
収入面や待遇面、将来的な視点から考えれば、正社員の方が有利な面も大きい。今は良くても、そのまま派遣社員として継続できるかどうかは、誰にもわかりません。
20代ということで雇ってもらえているかもしれませんが、派遣社員は代わりがきくんです。
要は給料をあげなければいけないのであれば、別の人材が他にいくらでもいるということです。
20代であればまだ間に合います。
派遣社員から正社員への転職を決めるべき理由について、お伝えしていきましょう。
スポンサーリンク
派遣社員で働き続けることのデメリット
短期間で見れば、派遣社員と正社員の違いが見えないかもしれません。
はたらく仕事場も同じで、雇用面や待遇の差もあまり気にならない。むしろ派遣社員だからこそ、負わされる責任の重さがないので、気持ちが楽に働けることもあるでしょう。
でも派遣社員にもデメリットはあります。
- どれだけ頑張っても給料が変わらない。
- ボーナスがもらえない。
- 出世して人を扱う立場になることができない。
そのうちに働き方が認められて、派遣社員から正社員になれると期待しているかもしれません。
しかし、雇う側も同じように考えているとは限りません。
いまそういった話を前提としてもらっていたとしても、確約のない話はいつ切り替わるかわかりません。どれだけ会社の業績が良くても、何が起こるかわからないのが社会というもの。
会社の経営が厳しくなれば、足切りされやすいのは派遣社員です。
突然契約打ち切りになった元派遣社員の話
私の知り合いで、大学を卒業してから営業職で働いていた友人がいました。
その友人が入った会社はブラック企業。人間関係のストレスなどから新卒で働いていたにもかかわらず、2年と経たずに会社を辞めることになりました。
次の仕事を見つけるまでの期間として、とりあえず派遣社員になって働き始めたそうです。
実際に派遣社員として働き始めると、そんなに仕事内容は変わらない。むしろブラック企業の辛い仕事に比べれば簡単な仕事内容。給料もほとんど変わらず、何の問題もなく暮らしていける給料もらえていた。そのこともあって気づけば3年ほど派遣社員として働いていました。
しかし突然事態は急変します。
派遣社員として働いていた会社の業績が傾いて、正社員までも希望退職を募るほどの状態に陥ってしまった。
もちろん派遣社員も足切りの対象。ここでようやく派遣社員の存在の危うさに気付いたそうですが、その時点ではもう遅いですよね。
そこまで過ごしていた期間が水の泡になってしまった。年齢も30代に近づいていたこともあって、別の派遣社員として働くことも難しくなっていました。最近まで短期のバイトを繰り返しながら仕事を探している状態に追い込まれていました。
この話を聞いて大袈裟だと思いますか?
むしろよくある話に聞こえますよね。もっと酷い状況に追い込まれている人もいるでしょう。流れるようなこの展開は、誰が悪かったのか?
問題が起こるまで社会人として問題なく働けていたように見えて、実は危ない橋を渡っていたということです。考えてみれば、誰もが楽に働けて同じ給料もらえるのであれば、そっちに行くはずです。
派遣社員というのはそれほどに不安定なものだったということです。
派遣社員から正社員へ進むための方法
先ほどの友人の結末としては、実はなんと正社員として就職することができたんです。
転機となったのは、転職エージェントを利用した転職活動を行ったこと。
これまでバイトをしながら就職活動してもなかなか決まらなかったんですが、ありきたりな転職活動の方法をしていたことも大きな要因だったんです。
転職エージェント利用した転職活動は、未経験の業界での転職も可能。
これまでの働いていた経歴や自分の持っている仕事のスキル、自分がやっていて楽しいと思える仕事のジャンルなどについて、一緒になって深く掘り下げてくれるので、今までの転職活動とは段違いの内定を獲得することができるんです。
採用する企業の視点に立ってみるとよくわかるんですが、どの転職者も面接で同じような事を言ってきたり、ネットで調べたようなありきたりな内容しか話せないと、なかなか内定を取ることはできません。
経歴書の書き方や提出する書類の書き方で分からないことについても気軽に相談できます。
自分に合った会社を見つける方法としてもかなりおすすめです。