浪人や留年をしていないのであれば、大学卒業する時点で22歳です。
新卒入社してから3年間働くと25歳ということになります。第二新卒の対象となるのは、学校を卒業してから3年未満程度という扱いになっています。つまり26歳になってしまうと、大半の人が第二新卒の対象外になってしまうというわけです。
26歳になってしまうと、25歳以上ということで一般的な転職の観点から見ても、若くはない年齢として見られます。そうなると26歳での転職は難しいのでしょうか?
たしかに厳しくなることは事実ですが、まだまだ転職の可能性は十分にあります。
今回は26歳での転職を成功させるためのコツについて詳しく見ていきたいと思います。
スポンサーリンク
26歳での転職が厳しい理由
26歳で転職が厳しくなる理由は、第二新卒の対象外になってしまう点です。
そして、もう1つが「入社してから3年間は辞めるべきではない」という業界内の暗黙の了解の話。
26歳ともなると、新卒入社の場合、働いてから3年以上経過しているということになります。
「初めて勤めた会社は3年間は辞めずに続けるべき」と言われるように、3年間勤めたということである程度の社会人としての経験を積んだ人材として扱われます。
世間では若い年代の人たちが、会社に入社してから半年も経たずに辞めてしまうことがニュースになっています。それに比べれば3年間勤めた経歴は、転職においても一つの実績としてアピールすることができるものです。
例えば前向きな理由で、もっと自分の能力を発揮できる仕事に就きたいと考えたり、さらに年収をアップさせたいという気持ちをもって転職を志したということであれば、全く問題ないと言えます。
いくら第二新卒対象外とはいえ、たった1年間しか変わりません。おそらく優秀な人材を採用したいと考えている会社からすれば、今すぐにでも雇いたいと思われることでしょう。
勤続年数が3年間に満たない場合でも、転職理由がはっきりとしていれば何も問題はありません。
要するに、年齢について深くこだわらなくてもどのようにアピールするかで結果は変わるということです。
できるだけ転職は急いだ方が良い!
26歳でも転職を成功させることは十分に可能です。
しかし余裕を持っている暇はないでしょう。年数を追うごとに転職が難しくなることは間違いありません。
社会人として働ける年数は、約40年ほどです。そのうちの重要な時期が20代~30代になります。40代に入ってしまえば、おそらく職種や会社を変えるのは、よほどのことがない限り難しい選択になるでしょう。
エリートのように能力が高い人や、人脈を利用したツテで別の会社に転職すること以外では、ほとんどの人はリスクを恐れて同じ仕事を続けます。
そうなると大多数の人は20代のうちに転職した仕事で、定年退職するまで勤め続ける。まだまだ人生先は長いですが、その道を極めるのは20代であることは間違いありません。
26歳であれば30歳になるまであと4年。そう考えると今すぐにでも行動を起こした方が良いことが分かるはずです。
若さを武器にして転職を成功させるコツとは?
26歳は社会人として、これから安定した仕事の能力を発揮し始める時期です。
しかし、まだまだこれからの成長性についても期待されています。若さの武器とは、これから能力を身につけたり学習する気持ちを持っているということです。
多くの人は仕事に慣れてしまうと、そこから能力を高めることを止めてしまいます。社会人になっても一生懸命勉強している人は一部の人だけです。年齢を追うごとに今まで身につけたスキルで仕事をやりくりするんです。
しかしそれは成長を止めたということです。26歳という若さであれば、他の人と差をつけるためにはそこで勝負するしかありません。そしてその努力を継続することができれば、必ず評価されて立場が上の人達でも追い抜くことができるでしょう。
若さを武器にして転職を成功させるコツとは、自分の成長性をアピールするということです。
会社への不満は転職しなければ解決しない
これまで会社に数年間勤めてみて、社会人として働いてみてどんな感想を持っていますか?
自分が想像していたとおりで、全く問題ないという人はそもそも転職を考えないはずです。おそらく転職したいということは、給料が低かったり、仕事の内容が合わなかったり、上司や同僚と合わないといったことが原因でしょう。
そして、その問題は転職しなければ解決することはありません。
会社というのは、ほとんど変化を求めていないんです。なぜならそれがリスクにつながるからです。
頑張って努力して仕事を続けていれば、いつかその辛い状況も解決するだろうと考えていませんか?そう考えて働き続けても状況は変わらずに、年齢を重ねてしまうだけです。我慢しても状況は変わらないから転職したいと考えても、その時点ではもう遅いんです。
同じ会社に留まり続けることのリスクもしっかりと理解しておくべきでしょう。嫌な会社から逃げるなら早ければ早いほど良いです。長く勤めれば勤めるほど、会社を辞めにくくなることを知っておいてくださいね。