漫画や雑誌など、出版業界に関わる仕事に就きたいと考えている人は多いですね。
その最も理想的な仕事場は、出版社で働くことでしょう。大手出版社で働くことができれば、出世して編集長になることができれば自分の雑誌を作ることもできます。
しかし世の中そう簡単ではありませんよね。出版社に入る事自体がかなりハードルが高い。大きな出版社になれば、高学歴の新卒者が競い合って入るような人気の企業になっている。その現実を知って、小さな出版社を目指すか、下請けである編集プロダクションで働くことになるわけです。
それでも出版業界に関わる仕事が出来れば良いと仕事を始める前は思っていたことでしょう。
しかし編集プロダクションの仕事の厳しさは半端じゃないですよね。言ってしまえばブラック企業そのもの。締め切りがある仕事でも、印刷所との連携もあるため特に厳しいスケジューリング。残業当たり前で、泊まり込みで仕事をすることになるケースも多いでしょう。
自分のやりたいと思っていた仕事ができない編プロの職場。出版業界に関わる仕事をしたいのかどうかも分からなくなってきた。そんな時仕事を辞めたいと感じてしまう気持ちはとてもよくわかります。
今回は、編集プロダクションの仕事を辞めたいと思っている人が、転職を成功させる方法について詳しく見ていきたいと思います。
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編プロで自分がやりたいと思っていた仕事ができているのか?
まずは仕事を辞めたいと思っている理由について整理しましょう。例え編集プロダクションだとしても、出版業界としての仕事としては満足していて、仕事も楽しい。でも労働環境が激務なために、疲れ切ってしまって体力や精神状態が追いついていない。
その場合は、出版に関する仕事自体には携わりたいということなので、転職する場合は業界を変える必要はないでしょう。同じ出版業界で労働条件が良い環境を探すことで、問題が解決するでしょう。
そうではなく、編集の仕事自体が自分の思っていたものと違っていたという人の場合。出版業界で実際に働いてみて、書籍や雑誌を作ることの大変さについて知ることができたし、漫画や雑誌自体は好きだけど、わざわざ自分で作らなくても受けてとして読むことができればそれでいい。
自分の中で出版業界で働くことについて消化できているのであれば、別の業界に転職することをお勧めします。
常にスケジュールに追われる締め切りがある仕事は、精神的にもかなり辛い仕事です。残業し続ければ体力も消耗して、仕事以外何も手につかないことでしょう。プライベートと仕事のバランスがとれない仕事は、自分の人生を犠牲にしているとも言えます。
それがやりたい仕事であればギリギリ成り立つライン。既に働くことにモチベーションを保てない状態であれば、ハードワークな仕事から離れて普通の仕事に就く方が幸せになれるはずです。
本当に出版業界に携わらなければいけないのか?そこについて考えることで、今後の進むべき道が見えてくるはずです。
出版業界から別業種へ転職する場合の選択肢とは?
出版業界に携わっていた人が、別の業界に転職する場合の選択肢として多いのが、WEBに関する業界です。出版業界に携わる人はメディアに高い興味を持っている人が多いんですね。
ジャンルも様々ですが、今の時代webを基盤とした業務を行う会社がものすごく増えています。雑誌もインターネットに喰われて無くなってしまうんじゃないかと危惧されていますよね。それだけweb業界は盛り上がっていて、広い可能性を持っているんです。
メディアを作り上げるという面では、出版業界と似たような要素を持つ部分も多い。出版業界で働いていたとしても、自分の好きなジャンルを担当できていたかといえば、必ずしもそうではないはずです。ファッションに興味を持っているのに、グルメに関する記事ばかり担当させられていた。そんな人が多そうですよね。
MACが好きな人はガジェット好きなタイプ。最新のスマートフォンやPC機器などを追い求めて、それを記事にするような仕事もあります。雑誌媒体だと、売り上げが見込めず企画倒れとなってしまうようなものでも、WEBであればそのコストも低く、枠組みさえあれば普通では通らないような企画も、簡単に通すことができるかもしれません。
ライター業が好きな人は、自分の好きな記事をWEBを通じて掲載することができます。
出版業界のアナログな部分にも魅力はありますが、WEB業界のメリットや良さもあることについて知ることで自分の選択肢の幅を増やすことができるはずです。
転職を決断をするのは早ければ早いほど良い
一般的な仕事に転職する場合もそうですが、転職の決断は早ければ早いほど良い。年齢を重ねるにつれてどんどん不利になっていくことは、今も昔も変わりません。
それでも昔に比べれば、転職に対する業界のイメージと採用する側の考え方も柔軟になってきています。海外の影響も、もちろんあるでしょう。出版業界に勤めてもまだ20代の人は、未経験の業界でも飛び込むことはできます。
一般企業の事務の仕事で安定した仕事に就きたい人や、これから資格などを取得してそれなりに高い年収を稼げる仕事を目指す人でもまだまだ可能性は残されています。
同じような境遇で、転職を考えているライバルたちもいることは忘れないでおきましょう。会社の募集枠も常に空いているわけではありません。
入社したい会社が見つかったとして、自分がその会社に内定をもらえる人材だとしても、採用枠が先に埋まってしまえば入社することはできません。そう考えると期間やタイミングなどがとても重要なことだとわかるはずです。
採用募集している会社の情報を逃さないようにしながら、自分がどんな会社に入りたいのかしっかりと考えておく必要があります。
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