大多数の人は高校卒業後の進路に、大学に進む道を選びます。しかし、中学卒業から工業高校へ進学したような人は、高校卒業と同時に就職する人も多いですね。
若くして工場勤務についた社会人として働き始める。そのまま長年働き続ける人もいますが、周りに流されるように働き始めたことで、なんとなく違和感を感じている人もいるはずです。
正直言うと、仕事がつまらなくて辞めたいと思っている。工場勤務が辛くて、この先仕事を続けていけると思えない。
今回は、高卒で就職した工場を辞めたい人が、転職を成功させる方法について詳しく見ていきたいと思います。
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高卒で就職して働き始めた人達は離職率も高い
高校卒業時点では、年齢はまだ18歳です。未成年という若さで社会人の一員として働き始めたことは大変立派なことです。しかし、その道を自分で選んだ人ばかりではないでしょう。
実家が貧しくて、進学するためのお金を捻出することができなかった家庭の事情で、大学に進学することは最初から無理だと知らされていた。そのために工業高校に入って就職することを目標に自分の進路が決められていた。
その事情も仕方がないことと自分に理解させていたけれど、学校で勉強していた頃はまだ楽しかったからよかったものの、実際に働き始めると仕事が全然面白くない。同じ年代の周りの友達は、まだ遊び盛りで楽しそうに過ごしているのに、自分は毎日同じ作業の繰り返しで、お金を稼ぐことができても遊ぶ時間なんて持てない。
生きていくためにお金を稼ぐ必要があるけれど、何のために生きてるのかわからない。そんな風に気持ちが沈んで、うつに近い考えになってしまう人もいるんですね。
そんなことから、せっかく就職して仕事を始めたにもかかわらず辞めてしまう人も多いのが現状です。若ければ実家暮らしをして自分の生活費くらいはフリーターでも稼ぐことはできます。
しかしこれはすごくもったいないことなんです。
一度就職してからフリーターに戻るべきではない理由
学歴が高卒の人はフリーターになる人も多い。会社に就職して働いた経験がなくてもフリーターになっている人もいます。
しかし、できることなら就職した後にフリーターに戻るべきではないんです。なぜなら、職務経歴として空白期間が空くことになるからです。
就職してから働いた年数にもよりますが、2、3年という短い期間で会社を辞めるとなると社会経験としては年数が短いです。その後にもう一度就職したいと思っても、再就職のハードルが高くなってしまうということです。工場勤務によって働くことに対する意識が下がってしまっているかもしれません。
しかし世の中には仕事がまだまだたくさんあります。自分には他の仕事をやる能力がないと思っているかもしれませんが、そんなことはないですよ。若くして働いてきた経験は貴重ですし、未経験者を対象に採用を募集している企業も存在します。仕事が合わないケースというのもかなり多いんです。
いきなり自分に合う仕事に巡り会える人の方が少ないでしょう。
そのことに早く気づけたと思えば、これまでの働いてきたことも別の道を選ぶことも全て正しいことと思うことができるはずです。
自分に向いてる仕事を探すところから始めよう
工業高校に進んだ人は理系科目を得意としている人も多いでしょう。パソコンの扱いに長けている人なら、プログラマーやSEなどのIT業界にも参入しやすいはずです。最近流行りの3dプリンターなどを利用した設計技術や、ものつくりに関係した仕事もこれからまだまだ伸び盛りの業界です。
高い年収を目指すのであれば、営業職のような成果型報酬の仕事を選ぶのも良いでしょう。
仕事は成績さえ出せれば問題のない結果が全ての世界です。高卒という学歴が引っかかってしまうのは、仕事が見つかるまでの期間だけです。だからこそフリーターという期間を設けて欲しくないわけですが、仕事に就くことさえできれば後は実力勝負。大卒の人達に怯える必要ありません。大学を卒業しても仕事ができない人なんてごまんといます。
高卒で働いてばかりだと年収300万以下程度かもしれませんが、転職によるキャリアアップが成功していけば年収500万以上も夢ではありません。
工場という狭い閉じられた環境で働き続けることが嫌なのであれば、自分から抜け出す必要があります。それもできるだけ若いうちが良いでしょう。自分が進む道の選択肢を知って、人生を幸せにするべきです。