フリーランスになれば、自分の能力さえあれば会社員よりも稼ぐことができます。フリーランスに魅力を感じて、独立して働き始めた・・・。けれど、実際はやっぱりそこまで甘くはなかった・・・。
安定して給料がもらえる仕事は、やっぱりそれだけで素晴らしいことなんです。たった1人で社会で働くことの難しさもよくわかった。会社員としてはブランクがあるけれど、もう一度正社員として再就職したいと考えている。そんな状況でしょうか?
安定性を求めて、今からもう一度社会人としてやり直すことは、まだまだ可能です。
ただし、そのために準備すべきことと重要な考え方があります。
今回は、安定的な仕事に戻るために、個人事業主やフリーランスから正社員に再就職するための方法について、詳しく解説していきます。
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個人事業主やフリーランスから正社員として再就職することは可能
冒頭でも述べた通り、個人事業主やフリーランスから正社員として再就職することは十分に可能です。
特に今の時代、経歴書の中で転職経験があったり、空白期間があったとしても問題にはならないんです。欧米社会の影響もあって、転職担当者の認識も徐々に変わりつつあるということです。
再就職したい理由が最も重要
再就職の採用過程では、当然ながら具体的な質問がされます。なにせ独立には、それだけの決意と覚悟があったはずだからです。それに対する回答があいまいなものであれば、内定を取るのは難しいでしょう。自分の自信を見せなければいけないんです。
「色々やってみたけど・・・ダメでした・・・御社で助けてもらえないでしょうか・・・?」
「フリーランスで事業がうまくいかずに、安定した職に就くために御社で再就職を希望しました。」
これじゃ絶対無理です。これだと、担当者も「は?」ですよね・・・。「安定した仕事ならもっと他にあるので、そちらに応募なさってはどうですか?」と言われるのがオチです。
「私には、会社員としての経験と、独立後のフリーランスの2つの経験があります。フリーランスは自由に決定権がありますが、事業の規模は小さく不安定です。個人でできることの小ささに気づき、あらためて企業規模の仕事に携わりたいという思いに至りました。フリーランス時代の経験によって、多角的な視点や、仕事への取り組み方ができる自信があります。」
これなら、採用してみたいという気持ちになるんです。
1つの会社で判断しないこと
そもそも個人事業主やフリーランスだからといって、それだけで判断するような会社には入るべきではないです。会社も人を雇うためには目的があるんです。ボランティアで人を雇っているわけではないということ。
人件費を支払う必要があるリスクを抱えても、成し遂げたい仕事があってそこに力を貸して欲しいんです。そのために必要なことは、仕事ができるかどうかただ1つ。
そこにエリート街道のような、真っ直ぐな道を歩んできた職務経歴書が必ず必要かというと、そうではないんです。
⇒転職活動は同時に何社応募するべき?数が多ければ良いわけじゃない理由と良質な求人の見分け方とは?
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自信のなさを絶対に見せないこと
転職活動において、自信のなさを見せた時点で終わりと思ってください。これは、フリーランスの経歴をマイナスに考える必要はないということです。
個人事業主として、自分の仕事にしっかりと自信を持って携わってきた。それを全面に出せばいいんです。個人としてやってきた強みというものは、自分で気づいていないかもしれません。
しかし、会社員しか経験していない人に比べて必ず強みになる部分はあります。社会の中で、たった1人でやり抜いたなんて、すごく自慢できることですよ?普通の社会人には、そんなことをする勇気すらないことなんです。
私は会社の社長ではないですが、もし普通の大学卒からのサラリーマンと、1人で事業に携わった人材のどちらを採用したいかと聞かれた場合、即答でフリーランスの人を選びますね。
振り返って考えてみると、独立してから経験できた辛いことや嬉しいことがあったはずです。それは次の転職活動でも大きな武器になるもの。自分のキャリアを振り返ってみて、何をしてきたのかもう一度よく考えてみてください。自信のない人を採用したい人がいるかどうかということです。
⇒転職して良かった体験談まとめ!転職しようか迷っている人は成功者の話を参考に考えよう!
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初めての転職に
かなり不安を抱いていたのだけれど大手エージェントに登録したところ
約2週間で転職先が決まった3社登録してたけど
大手はさすが有能でした— ange (@1armes) 2017年12月15日
転職エージェントすげー、って感じだった
— ふなつ (@k_Hashi0629) 2017年12月15日
正社員に戻りたいと思った理由について再確認しておく
再就職のための転職活動をする上で、必ず聞かれることは再就職するに至った理由です。
なぜフリーランスになってから、もう一度正社員になりたいと思ったのか?ここをしっかりと説明できるようになっておきましょう。
それ以外のことは、ただの補足的な確認に過ぎません。条件面で合わないのは仕方がないので、折れるかきっぱり諦めましょう。こればっかりは、数多く当たるしかないです。
別に数社落ちたところで、日本にある数百万社の中のごくわずかな結果に過ぎません。1つ受かればいくら落ちていようが関係ないんです。気にしたら負けですよ。
再就職理由を難しく考えすぎないこと
理由についても、難しいこと言う必要はありません。
例えば、待遇面で不安定な仕事をすることのデメリットが理由としましょう。不安定さを深く体感することになり、また安定的な仕事に就きたいと思ったから・・・。という理由であれば、そこについて詳しく語れるようになっておけばいいんです。
または、フリーランスの仕事の孤独さが原因である場合。
自宅で仕事をしているようなフリーランスの人であれば、基本的にはパソコンの前に座ってひたすら作業し続ける仕事。直接人と関わることがないので、圧倒的な孤独感はフリーランスの期間が長くなればなるほど、どんどん辛さも増してきます。
何でもいいから人と一緒に仕事をしたい。誰かの役に立ったり、一緒に仕事をする達成感を味わいたい。そういった点を重要視するのであれば、その部分についてアピールしましょう。
会社が求める人材も、その会社によって全く異なります。
楽しく仕事ができる人を求めている会社もあれば、安定して長期間努めてくれる人材を探してくれる会社もあります。フリーランスとして様々な案件に携わってきた経験を活かして欲しいと考えている会社など、それぞれの会社といかにマッチングするかが重要なんです。
自分が正社員になりたいと思った理由について、もう一度自分の中で整理して、話せるように準備しておきましょう。
再就職した後は自分だけの武器を活かせるようにしよう!
再就職決まった後の話になりますが、フリーランスとして働いていた経験や、そこで身につけた能力を活かすべきです。
正社員として採用された事に喜んで、今までと同じような働き方をしてしまうと、採用した会社の期待に応えることが、できていないことになります。これじゃ独立経験が、なにも生きていないですよね。
独立して一人で社会に立ち向かってきた経験を、会社でしっかりと活かすようにする。そのために、自分に何ができるのか常に考えながら仕事をするクセをつけておいてください。会社の上位職の役員相手に、1人で交渉した経験だったり、個人としてやっていくために学んだスキルや知識、考え方。
外の世界を知らない会社員よりも有利に立てるものを持っているはずです。それが評価につながって、年収や待遇面にも反映されることになります。
フリーランスとして働いた経験を無駄にしないためにも、自分だけの武器をしっかりと活かしてください。
自分にできる楽な仕事を探したい人はこちらを参考に。
フリーランスから正社員を募集している会社の探し方
フリーランスから正社員を募集している会社を探すときに、他の人と同じような転職活動をしてしまうと、ライバルに勝つことは難しいです。自分に合った会社を見つけるためにも、会社の探し方が非常に重要になってきます。
転職エージェントの利点は、普通の転職サイトよりも、企業とのマッチングが良い点です。
企業側も、わけのわからない人材に応募されるより、採用したい人材に応募してほしいんです。その橋渡しの情報を持つのが、エージェントのプロなわけですね。