休日出勤を強制させられていますか?
断ろうにも、そういう業界だし、会社の立場的にもそもそも無理という人が、多そうですね。でも、よく考えるとこれってパワハラなんじゃ?違法じゃないの?そんな疑問がふと湧くかもしれません。
労働法だけでなく、会社との契約でどんな契約をしているかにも寄るのですが、さすがに毎週休日出勤しているとなると話は別です。おそらく違法に触れるギリギリのラインか、すでにアウトな状況でしょう。
もしそうなら、あなたが勤めている会社自体、かなり怪しいということです。
今回は、休日出勤の強制の是非や、休日出勤させる会社の特徴について詳しく解説していきます。
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休日出勤の強制はパワハラ?
休日出勤を強制することは、パワハラに値するのか?これは状況によって変わってきます。
緊急性を要する業務事情の場合
業務の事情で緊急を要する場合、休日出勤はパワハラにはなりません。
納期がある仕事の場合、作業の遅れからやむを得ず出勤しなければいけないケースはあります。納品に間に合わなければ、業務自体が意味をなさないことになります。報酬が支払われなければ社員にも給与を払うことができません。
作業の遅れが自分の責任ではないとしても、プロジェクトに関わっている以上、無視することはできないでしょう。あなたはその会社の社員なのです。そして業務を選択する権利は上司にあります。それを断ることはできないのです。
しかし、これが毎週、何ヶ月も連続するとなると、緊急性という言葉は通用しなくなります。
常に休日出勤させられる場合
休日出勤が数ヶ月~1年という長いスパンで、続いている場合。これは問題があると言えます。
パワハラという表現が正しいかは別ですが、おかしいのは明白でしょう。
労働関係の協定で、一週間に最低1日は労働者を休ませなければいけない規約があります。
1日の労働時間の長さによって、多少変動はありますが、1ヶ月で労働できる時間の範囲が決められています。
つまり、これに反しているのであれば、単なるパワハラではなく違法ということになるのです。
嫌がらせで休日出勤させる場合
さすがにこのケースはないとは思いますが、嫌がらせで意味もなく出勤させているなら、完全にパワハラです。業務する必要がないのに無理やり理由を作り出して、出勤させるなんてもってのほかですよ。
会社として出勤させると給料を払わなければいけない。ただのいじめでお金を使うバカな会社はないですよね。
休日出勤を強制させられていた経験談
そんな私も以前の職場で休日出勤させらていました。ブチギレながらも仕事場に向かったことを覚えています。でもそれも最初の内だけで、人間どんな状況にもすぐに対応してしまう。慣れって恐いですよね。
そのうち気づいたときには、土日のうちどちらか出勤するだけならマシかも?と考えるようになっていました。もちろん体はフラフラでしたが、仕方がないと考えるようになっていました。怖いですよね・・・。
そんな時に会社の上司は、「まだまだうちの会社は、ブラック企業に比べればマシな方だぞ?」と言っていましたが、今考えれば相当なブラック企業でしたね。今考え直すと、「は?」と言った感じです。
休日に出勤しても、振替の休みを取ることができるわけじゃないので、次の一週間がまたしんどいんですよ・・・。体力もないし精神的にも回復しきれていない状態で仕事をするので、効率が悪くて仕事の進みも遅くなる。
それでも頑張って仕事をするわけですが、元々のスケジュールもありえないくらい詰め込まれているので、どう頑張っても土日に出勤しないと間に合わないと状況になる。
それをひたすら繰り返していました。
そのうち人が病気になったり、バタバタ倒れ始めると、新しく人を補充してプロジェクトを持ち直そうとする。でも急に新しく入った人間がすぐに仕事に対応できるわけないので、仕事はうまく回らないまま遅れていきます。
私は途中でリタイヤして、業界ごと仕事を変えることにしました。結果的には大正解で、もっと早めに選択しておけばよかったと後悔しているくらいです。でも今の幸せに仕事できているので、それも今となっては良い思い出話の一つです。
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休日出勤の多い会社の特徴
割増給与が出ない
休日出勤しても、その分の働きが給料に反映されない会社もあります。
1ヶ月単位で給料の計算をしている場合、平日の出勤時間と合わせてうまく調整することであたかも休日に出勤していないように見せかけることができます。
そうやって労働者をタダで働かせるブラック企業は、今も存在しています。
そうしないと業務が回らないとしても、その時点で会社として破綻していますよ。
代休がもらえない
休日出勤しなければいけないということは、平日はフルで出勤しなければ回らない状況です。
プロジェクトが終わってから、代休を取ろうにもすぐに違うプロジェクトが開始するので、代休が取れない。
私も経験がありますが、代休取得には期限が存在します。しかしこれは会社による就業規則によるもので、法的な制限ではありません。
参考:代休の取得期限について
それでも、実際に休めていないことは事実です。時間とお金のどちらが大事かは人に寄りますが、自分の時間が持てないというデメリットは大きいものでしょう。
ストレスが多い労働環境
休日出勤なんて、誰もしたくないですよね。それだけ切羽詰まった状況で働いていると、職場環境はピリピリしているはずです。
少しのミスに過敏に反応して、ストレスが溜まりやすい。仕事が遅れると休日出勤しなければいけないので、上司からの圧力も強いでしょう。
自分のミス以外でも、業務が遅れると休日出勤しなければいけない可能性もあります。
普通の会社よりも、ストレスが多い労働環境なのです。
休日出勤のない会社で働くメリット
休日出勤しているような人は、おそらく有給休暇さえ満足に取れていないでしょう。有給休暇というのは本来、全て消化して問題ないはずです。
有給休暇を期限切れで消滅させている人が、世の中にどれほどいると思いますか?年配の人たちに言わせれば、有給休暇はあってないようなものと言う人もいますが、明らかに労働の法的に考えてもおかしすぎます。
有給休暇は全部使うのが基本です。働いたことに対する対価として法的に与えられているもの。その権利を使うことをとがめること自体が間違っています。
有給休暇を気兼ねなく使える職場はあります。それが普通なんですが、残念ながら全ての会社がそうなっているわけじゃないのが今の日本社会。
しかし、それができる会社はあるんです。
休日にしっかり休めてなおかつ有給も取れるような会社を探しましょう。そうやって探せば、最悪有給が全て使えないとしても絶対に休日は休めるはずです。
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