転職する時に、採用する側の企業が求める人材とはどういった人材なのか?
これを知ることは、とても重要です。
なぜなら、転職の内定の確率を大きく上げることができるからです。
よく即戦力という言葉が使われますが、少し曖昧な点が残ります。
即戦力とはどういった意味を持つのか?
即戦力の本当の意味と、転職における中途採用で企業が求める人材や人物像について、詳しく解説していきます。
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中途採用で企業が求める人材や人材像とは?
中途採用の募集をする企業って、どんな事情を持っていると思いますか?
昔から長く続く会社で、40代から50代までの層が厚い会社の場合。
即戦力というよりも、自分たちの代わりに、下の人間をまとめてくれるような、管理する能力のある人材を募集している。
すぐに会社を辞めないで、安定した仕事をしてくれる人材が、価値の高い人材になります。
20~40代の層が厚い会社の場合だと、全く異なります。
勢いがあって、すぐにでも仕事をこなせる即戦力が、採用価値の高い人材。
たとえ会社に残らずに辞めることになっても、事業を推進する力を発揮してくれれば、問題ない。
こういった企業側の事情を読み取って、より採用されやすい企業にアプローチする必要があります。
自分には、どういった会社が合いそうなのか?
しっかりと自己分析して、企業に応募しなければ、マッチングせずにまた転職する羽目になります。
即戦力が持つ意味とは?
即戦力という言葉は少し曖昧さが残りますね。
もちろんスキルが優れているに越したことはありません。
しかし、エリートクラスの人材を採用できる機会はめったにありません。
それは企業側もよく分かっていることなんです。
それでも中途採用をしているという意味を考えるべき。
即戦力というのは自社の人間と同等の力を発揮すれば問題ないケースがほとんど。
その理由は、なぜ中途採用をしているかの意味を考えればわかります。
今すぐに人材を採用できなくても問題ないのであれば、そもそもお金をかけて人材募集する会社はありません。
会社のホームページに掲載しておくだけでしょう。
広告費を打って人材募集するということは、人がいないと業務が回らないという状況ということ。
- これからはじまるプロジェクトに人が足りない
- 社員が会社を辞めてしまったのでその穴を埋める必要がある
- 管理を任せられる上位職の人材が必要
そんな緊急性のある人材募集の場合、スキルの非常に優れた人材を探していては、いつまでたっても見つからないので、業務にも影響が出てしまいます。
こういったケースの人材募集であれば、最低限の業務遂行能力を発揮してくれれば全く問題ないんです。
もちろん一時的な採用にとどまらず、その先も会社で働いてほしいことに間違いはないです。
ただ、中途採用において、優れた能力やこれまでの実務経験の経歴を持っていないと転職することができない。
そんな風に考えている人は、そんな企業ばかりではないということを知っておいてください。
これまで見てきた自分の知っている会社のイメージでとらえてしまうと、世の中の会社はそういった会社ばかりと勘違いしてしまう。
でも、自分に合った会社というのは必ず存在するはずです。
中途採用がなかなか決まらない人は、こういったポイントに気をつけて転職活動を行ってみると、内定が決まりやすいでしょう。
どんな企業にも当てはまるような即戦力になることはできない
どんな人材でも全ての企業に対して、即戦力になることは絶対にできません。
会社によって特色があり、自分のスキルとマッチングさせることが非常に重要。
スキルだけでなく、人間関係もそうですし、細かい部分では社風や業務内容も影響するものです。
だからこそ転職活動で内定がなかなか決まらなくても焦る必要は全くありません。
面接で毎回落とされてしまう人も、落ち込まずにむしろ企業側が合わないと判断してくれたことに感謝しましょう。
下手に無理やり入社してしまうと、1年もたたないうちに辞めたくなります。
そうやって細い転職を繰り返していると、どんどんと次の転職活動で不利になってしまいます。
転職の選考段階で数多く当たることは、メリットしかありません。
その中から自分に最もマッチする会社を選べば良いんです。
転職が決まる時は、思いの外すんなり決まることがほとんどです。
最初に会った時のフィーリングのようなしっくりくる感覚は、意外と大事だったりします。
決まらないことで焦らずにじっくりと探してみてください。