パソコンが好きで、プログラマーやSEの仕事に興味がある。でも、他業種で働いていて、仕事の経験は未経験。
そんな人は、未経験からSE職に転職できるの?という疑問を持っていることでしょう。
これは、全く問題がありません。未経験からでもプログラマーやSEにはなれます。
文系の人も同様に、全く問題ありません。
IT業界にも興味があって、未経験だけどプログラマーの仕事に就いてみたい。プログラマーという仕事は一見すると理系だけの仕事のように見えるかもしれません。
しかし実際の業界で働いている人は意外と文系の人も多いんです。
今回は、未経験からプログラマー・SE職に転職するための方法について、詳しく解説していきます。
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なぜ未経験からプログラマーやSEに転職できるのか?
なぜプログラマーやSEの仕事に、未経験でありながら転職することができるのか?
それは、常に継続して勉強しなければいけない業界だからです。
たとえ、現時点でスキルを持っていたとしても、勉強をすることをやめると、最新のプログラミング事情についていけなくなるのです。IT業界は、日進月歩でどんどん新しい技術が出てきます。突出した技術やスキルも必要ですが、それ以上に新しいものを取り入れる姿勢の方が重要なんです。
これまで大学などで勉強した経験がない人は、そこで差がついていると勘違いしています。
実際は、追いつくのはそこまで難しくないんです。それよりも継続の方が大変ということ。
逆に言ってしまうと、It業界が好きで一定のペースで勉強し続けることができれば、たとえ未経験になっても何の問題もないのです。むしろ、受験勉強中に瞬間的に学習して、燃え尽きてしまう人材が伸び悩んでしまう業界なのです。
本当に興味がなければおすすめしない業界
継続して学習する必要があるため、給与が良いとか、楽して働けそうだとか、軽い気持ちでこの業界に入ることはお勧めしません。
厳しいスケジュールの仕事も多い
IT企業のSEの仕事は、基本的にスケジュールが厳しいものばかりです。
納期が迫れば、残業は当たり前で、夜遅くまで作業している会社の方が多いでしょう。長期間にわたって同じ作業を繰り返さなければいけない仕事もあります。
そんな中、バグが見つかって修正作業が割り込む可能性もあります。
一人で影響できる範囲は狭い
プログラマーやSEの仕事は、断片的なものが多いです。
ある大きな機能の一部分だけを実装したり、細かい部分のテストを行うなど、チームを組んで複数人で作業を担当します。
大きな歯車の一つとなって働くので、自分で好き放題やれると想像していると、イメージと違っていて仕事を楽しめない可能性もあります。
プログラマー35歳説は本当なのか?
少し昔までプログラマー35歳説という話がありました。今でもそう思っている人いるかもしれませんね。これはプログラマーという仕事の厳しさから誕生した話のようです。
プログラマーやSEの仕事は時には激務になってしまう業界、体力的にもかなり厳しい部分があることで、35歳が限界だろうという話です。また、常に学習していかなければいけないので、35歳付近になると学習意欲が低下することも関係しているとのこと。会社の立場としても35歳となると管理職へ立場が移行していく年齢です。
そんなこともあって将来性について少し不安があるようなイメージが広まっていたんですね。
プログラマー35歳説は嘘
しかし、よくよく考えてみてください。どんな業界でも同じような話に置き換えることができるでしょう。IT業界だからといってプログラマーやSEとして特別言えることはないはずです。現に35歳を超えても一流のプログラマーやSEとして活躍する人はまだまだたくさんいます。
将来性について不安を感じている人は全く気にする必要はありません。
AIが発達して人間の仕事が機械に奪われる、その代表格としてプログラマーの仕事が取り上げられるような話もあります。これもおかしい話なんです。
仮にそうなるとしても全てのプログラマーやSEの仕事は消えてなくなりません。部分的に置き換わることがあったとしても、必ず人間が管理しなければ仕事は成り立ちません。ましてや私たちが生きている間には到底実現しないレベルです。
今でもプログラミングの技術は、どんどん最新のものが取り入れられていて発達している段階。人間が最先端の技術を学んで、仕事に取り入れなければ世の中は良くなっていかないんです。
IT業界も圧倒的に人材不足で、まだまだプログラマーの数が足りません。少しでも興味を持っている人はぜひ業界に飛び込んでもらいたいですね。
IT業界のプログラマーやSEの年収と待遇の高さ
プログラマーやSEは他の業界に比べて比較的高い年収と待遇にあります。そういう私も以前プログラマーとして現場で働いていた経験があります。
私の場合は手取りで経験年数が5年ほどで月収25万円付近でした。これも平均的な年収になるでしょう。もっとたくさん稼いでいる人も大勢います。
ただし、ブラック企業のような悪質な企業で働いてしまうと、月の給料は20万円を切るでしょう。
⇒サラリーマンの給料・年収の平均給与は20代・30代・40代・50代でどう違う?自分の給料が低すぎる人は早く気づくべき!
派遣形式で現場に参画するタイプの場合
プログラマーも契約の仕方によって、プロジェクトに参画するためにいくつもの会社を挟む場合があります。要するに派遣形式のような方式でプロジェクトに関わるタイプをメインにしている会社です。
基本的に自社で開発もしているけれど、大多数の人間は別の会社の案件に参加する場合、仕事の待遇は派遣社員とそんなに変わらないレベルに落ちぶれてしまうでしょう。
プログラマーとして働く場合は、できるだけ待遇の良い会社を選ばなければ行けない点は他の業界と同じです。手に職をつけて技術のレベルを上げれば、高い年収を稼ぐことができるのがこの業界の良いところ。自分が努力すればその分報われるだけのメリットがある業界です。
スマートフォンアプリ開発などの場合
東京で最新のスマートフォンのゲーム開発をしている会社などであれば、新卒入社して2~3年の若い人たちでも年収500万を超えるケースもあります。
プログラマーやSEの良いところは、多くの業界と関われるところです。システムによっては不動産会社や飲食関係、Web関係はもちろん会社の経理の管理システムなど幅広い業界に携わることができるんです。なかには、世に出ていない最新の製品を取り扱うこともできるので、新しいものが好きな人はこの仕事が向いていると思いますよ。
文系の人でもプログラマーになれる理由
プログラマーの仕事の良さについてはわかったけれど、自分がなれるかどうか不安がある。気持ちは確かにわかります。確かにプログラマーは知識とスキルがものを言います。プログラミングの能力がなければ仕事はできないでしょう。
しかし、未経験でも可能な理由があります。それは常に最新の技術を学ばなければいけない職種だからです。
逆に考えるといくら仕事を始める前に知識がたくさんあっても、そこから学ぼうとする姿勢がなければ停滞してしまって、そのうち仕事で役に立てなくなります。つまり継続していくことが一番大切な要素になるということです。
もちろんレベルが高いことに越したことはないですが、世の中にある大多数の仕事と違って、ある程度仕事を覚えればそれだけで何年も続けれるタイプの仕事ではないんです。
だからこそ未経験でも転職しやすい職種。働いていても新しい技術が登場すれば、全員一から覚えなければいけません。これまでの経験が活きる部分はほんの一部。このことからも未経験でもプログラマーになれることがわかるでしょう。
やる気さえあれば学習しないプログラマー達をすぐに追い抜くことができますよ。
未経験なら少しでも自分で学習しておくと評価ポイントが高い
本格的な学習は仕事を始めてから学ぶことになります。
しかしプログラミングの技術は世界共通のもの。会社独自のプログラミング言語ではないので、どこで学習しようと全員同じ知識やスキルを持てるんです。
つまり少しでも早く学習を始めておくと、それだけ自分を助けることになるわけです。
未経験で応募すると採用する会社側もゼロからスタートして成長していく人材として扱うわけです。しかしそんな中でも自分なりに少しでも独学で学習しているとするならば、それはかなり評価のポイントが高いです。
私も以前会社で採用担当をしていたことがあります。
会社の規模にもありますが、実際に採用するのが一人だとしても30人応募が来れば、書類選考して何人もの人と面接をすることになります。そんな中から選ぶときに、自分で学習している人がいれば、目につくポイントになるのは間違いありません。未経験の場合、これまでの職務経歴を見ていてもそこまで関係はないんです。
重要なのはやる気の姿勢を見せること。そのために自分で学習していることは大きなメリットになります。もちろん職業訓練校やプログラミングを学べるスクールに通うのも良いです。
自分なりに何かしら行動を起こすことが一番重要。
自分で努力した経験があれば面接の場面でもしっかりと語ることができるでしょう。