転職について考えている人は、実際に転職すると何がどう変わるのか?
ここが、いまいちイメージできていないはずです。
転職後の自分の姿をうまくイメージできないと、不安になるのも当然です。
人間は、分からないことをしようとするのは、リスクと考えるからです。
転職は果たしてリスクとなるのか?
これを知るため一番良い方法は、経験者による経験談でしょう。
もちろん転職の事情も様々です。多角的な視点から見ることで、転職のメリットとデメリットの両方が見えるはずです。
今回は転職すべきか迷うときの考え方と対処方法について、お伝えしていきましょう。
スポンサーリンク
仕事を辞めるタイミングとは?
ボーナス支給後に辞める
ボーナスがもらえる会社にいるなら、絶対にボーナス後に辞めるべきです。
ほとんどの会社は、ボーナス分を踏まえて、ある程度の給料を絞っています。
となると、ボーナス前に辞めるのは、かなり損していることになります。
どうしても、不満があって辞めたいならまだしも、辞めるタイミングを迷っている段階なら、せめてボーナス後に辞める計画を立てるべきです。
転職後の仕事に合わせて考える
転職は、今いる会社よりも転職後の業界や仕事に合わせて考えるべきです。
業界ごとに期間の区切りが違うため、中途採用募集時期がずれたり、繁忙期に転職しようとすると、成功確率が下がってしまいます。
タイミングが合えば、採用されたのに、時期が合わずに、自分に合わない会社に入ってしまう、もったいない人は結構多いですよ。
だからこそ、転職は、転職前の会社にいる段階から動いた方が、断然得策なのです。
もし、自分の気に入る会社が見つからなくても、時期を見送ることもできます。
これが退職してからとなると、焦る原因に・・・。
この点は、かなり注意しておくべきです。
3月~4月は入社時期が新卒とかぶる
日本の場合、大学卒業が3月ということもあり、4月は新卒入社のタイミングです。
中途採用の人材確保は、常に開かれているとはいえ、この時期は新人教育時期とかぶる時期です。
ここで、中途採用で入ってしまうと、最悪の場合、新人と比較されてしまう恐れがあります。
業務内容がモロにかぶった場合、速攻で使えない人材とバレてしまうと、評価はガタ落ち・・・。
自分に自信がない人は、気にしておいた方が良いかもしれませんね。
現在の仕事を中途半端に投げ出さないこと
退職時の注意点として、円満退職をすべきということです。
転職後のことばかり考えて、退職までの仕事をおろそかにすると、トラブルの原因になります。
もし同じ業界内で転職するなら、トラブルから風評被害を流されて、転職が難しくなるリスクはあります。
少しでも転職リスクを抑えたいなら、穏便に仕事をこなして退職しましょう。
転職すべきか迷うときの考え方と対処方法
転職すべきか迷っている人は、自分の悩みの原因を知るべきです。
どこに不満があってそれを解消したいのかによって、転職すべきかどうかは決まります。
会社に問題がある場合
明らかに会社に問題がある場合、会社を変えない限り問題は解決しないでしょう。
- 社長の事業方針や社員に対する要求が納得できない
- 人間的に合わない上司がいる
- 残業や休日出勤が多い会社
挙げ始めればキリがありませんが、自分で解決できる問題なのかどうかしっかりと原因追求をしましょう。自分でどうしようもないのであれば、唯一残された選択肢は転職することだけです。
自分に問題がある場合
冷静になって考えてみると、転職すべきかどうか悩む原因は自分にある可能性もあります。
- 仕事ができないことも、結局は自分の能力が足りていないことが原因。
- 周りの人とうまくコミュニケーションできないことも、自分の考え方に問題がある。
- 仕事の失敗を他人のせいにしていたけれど、自分からフォローしてあげることができたかもしれない。
- 給料が低いことも、自分の仕事の出来次第でいくらでも改善できる。
仕事における不満は、自分にも原因があることが多い。
人は自分の都合のよい判断をしがちですが、あらためて、自分に問題があったのかどうか確認しておくべきです。自分に問題がないのであれば、会社の問題ということで、悩むことなく転職に踏み切ることができるはずです。
転職に成功した人の感想
まずは実際に転職してみて良かったという感想を持つ人の話を取り上げてみます。
転職して給料が上がった体験談
そういや今日転職して初めての給料日なんだけど、前にいたとこと比べてめっちゃ額上がってたからびっくりした、残業したとは言えこんな違うの
— うめはら@ミラフェス行くよ (@umenohito) 2017年10月17日
転職して最初の給料の明細見たけど
今月は時給換算されてるけど、来月からは固定給に変わるから残業時間とかも含めたら多分前の会社の2倍あるんやけど
— ぱなきち (@kentin0208) 2017年10月17日
転職は実は給料を上げる最も有効な方法。
長年働き続けても、毎年1万円も昇給していない人は数多くいます。もし転職すれば、昇給のタイミングを待たずにいきなり給料を上げることができる。キャリアアップと聞くと、一部のエリートだけの特権のように聞こえます。
でも、実は誰にでも給料をあげるキャリアアップは可能です。
自分より仕事ができない人が他の会社で自分より給料をもらっているなんてことはザラにあります。条件の良い会社を見つけて転職することで、1ヶ月~2ヶ月後には給料が5万~10万アップも全く夢ではないんです。
理由めちゃめちゃちゃんとしてたけど、実際私よりできないけど上の階級とかいるし、自分のこの働きでこの給料ならLet's転職
— にあ (@Nia_kem) 2017年10月17日
⇒転職して給料を上げたいなら転職エージェントを利用した転職活動がおすすめ!
ブラック企業からの転職経験談
私も5年ほど前にブラック企業辞めて転職しました。転職活動はちょっとしんどかったけど辞めて本当に良かったと思っています。ヨーさんもこれから大変だと思いますが頑張って下さい。陰ながら応援しています。まぁヨーさん運良すぎるから簡単に良環境に転職出来そうな気がしますがねw
— ねこさん (@nekosan_gungnir) 2017年10月12日
この方は、ブラック企業から転職した経験を持っている人。
ブラック企業の場合は、わかりやすく転職してよかったという感想が出るでしょうね。普通の会社に勤めるよりも厳しい状況で働いていたわけです。
自分がどれだけ酷い状況で働いていたのか?転職してからしか気づけないのでしょう。
誰もがブラック企業からうまく抜け出せれば良いのですが、自分には他の仕事ができないと考えていたり、転職を成功させる自信が持てないと、足を踏み出す勇気が出ないのかもしれません。
仕事の内容がつまらない会社からの転職経験談
バチが当たるんじゃないかってくらいお仕事楽しい。
転職して良かった💕— 干物OL (@D_lL0221) 2017年10月3日
仕事内容も転職理由の一つです。
毎日同じ作業の繰り返しだったり、何の意味があるのかわからない仕事は、精神的にきついです。人は誰かの役に立ってこそ嬉しさを感じるものです。
もちろんお金のために働くのは当然です。生活していかなければいけないですからね。
でも金のためだけに働くなんて、なんだか虚しいですよね。お金を稼ぎながら本当に誰かの役に立つ。自分が楽しいと思える仕事なら、全力も出せます。
そんな仕事に就くことができた人は、転職してよかったと思えるのでしょう。
心身ともに限界だった仕事からの転職経験談
転職して今になってみると寧ろもっと早く転職しておけば良かったと思ったし、あのまま無理して働いてたら絶対心身ともにぶっ壊れてたと思う。そこまで自分を犠牲にしてまでやる仕事でもなかったし、抜け出してはじめて自分が「当たり前にいた環境」は「当たり前ではいけない環境」だったと思った
— アジの開き定食 (@ajihira_13) 2017年10月3日
仕事がつらいと、肉体的にも精神的にも体に影響が出ます。
鬱になって自殺する人がいるくらいですからね。会社が抱える闇は相当なものです。長時間残業や、職場のストレス、上司のパワハラ問題などの会社で受ける圧力は体を蝕んでいくのです。
逃げ出す選択肢を持たない人は、倒れるまで働いてしまうことも多い。できることならその場所から逃げ出すべきなんですが、なかなか決断できないことも多いのでしょう。
後になって振り返ってみると、もっと早く決断しておけばよかったと思う。でもつらい状況にいるうちは、気づけないこともあるんです。
⇒みんなのパワハラ体験談まとめ!職場で起こるあり得ない理不尽な嫌がらせや圧力から抜け出す方法とは?
死ぬくらいなら転職してよかったという経験談
仕事辞めたい、死にたいじゃない
生きたいから仕事辞めたいんだよ
と、転職に迷ってた時に気付けて良かったヾ(⌒(_*´ω`*)_
死ぬくらいなら迷惑かけてもいいわ。こっちも思い詰めるくらい迷惑かけられまくったんだから。ぐらいでいこう。うん。
— ましゅまろまん (@mellowyellowTKG) 2017年10月16日
死にたいと考えてしまうほど仕事が辛い状況。
マイナス思考になってしまうと、どんどんネガティブな考え方になっていくんです。仕事の問題は、自分だけが悪いと考えてしまいがちですが、会社が悪いことも多々ある。
自分一人ではなかなかそのことにも気づきにくいです。
この人はなんとか転職に迷う時に気づけたようですね。死ぬくらいなら周りに迷惑かけてもいいくらいの前向きな気持も大事だということです。
土日に休めて自分の好きなことに時間を使えるようになった経験談
本当に転職して良かった。 日曜日の公演に行けるなんて有り得なかったもん。 このために転職したし。
— かず茶▷ルナパ千秋楽▷谷やんカレイベ (@matsumatsumo) 2017年10月16日
土日に休めない仕事なんておかしいですよ。
週に2日は休んで当然なんです。忙しい時期ということを理由に、休日出勤を強要する会社はまだまだ存在しています。その忙しいという時期も何年も続いていたりするんですよね。業界的に仕方がないのかもしれません。
それならばその業界を離れるしか方法はないということです。
自分の人生を振り返った時に、自分の時間を持てなかったことを後悔しないのか?若い時にしかできないこともありますよね。あまりにも働きすぎだと感じているなら、転職することでよかったと思えるでしょう。
⇒転職した人が後悔している5つのこと。失敗から学ぶ後悔しない転職術
働きやすい社風の会社に転職した経験談
転職して良かった以外の感想が思いつかない。社員は家族とかいう社長って絶滅してなかったんだ。ぬくもりに溢れている
— たうぇーい (@ta_way) 2017年10月16日
会社にも色々なカラーがあります。
社風というのは会社で働く人間が作り出すもの。最も重要なのは社長の人格です。
社員のことをどう思っているのか?家族のように大切な組織の一員として考えてくれている会社で働けると、その会社のために尽くそうと自然と思えるようになるんですね。
会社も結局は人間が全てです。そこで働く人たちの関係が悪ければ、働いていて楽しくないしつらいだけです。
ホワイト企業で働くことができれば転職してよかったと思えるでしょう。
楽な仕事を探したい方はこちらを参考に。
転職に失敗した人の感想
逆に転職しなければよかった という話も取り上げておきます。
転職方法 を間違えてしまうと 、前の状況よりも酷い会社で働く可能性もあります 。何も考えずに会社を選ぶのは危険です。
今の状況を変えたいと考えるところまでは良いのですが、次に選ぶ選択肢を間違うと、同じ目に遭う可能性がある ことはリスクと言えます。
転職サイトで転職先の探して失敗した経験談
大手転職サイトでよく目につくような会社なんて受けるなよ? 確実にブラックだから。
— ブラック企業対策本部 bot (@blcom_bot) 2017年10月17日
大手の転職サイトでも、よく見かけるような会社がブラック企業だったという話。
なぜこんなことが起こるのかと言うと、転職サイトに掲載するための条件に関係しています。単純に広告掲載費を支払えば転職サイトに載せられるとなると、どんな企業でも転職サイトに登録することができます。
実際の労働条件とは異なるケースも多い。転職サイトの情報だけではそれを見破ることは難しいのです。間違った転職活動方法をしてしまうと、前と変わらない状況か前職よりもひどい状況の会社に入社してしまう可能性もあるということです。
立ち上げて間もない会社に転職して失敗した経験談
昨年末に、知人から会社を立ち上げるので来て欲しいと誘われ今年2月に転職した。
転職した初めは本当に楽しくて、毎日が充実していた。
はずが!!その後、全く仕事を取ってこないその知人。
立ち上げてまだ数か月しか経ってないのに、会社は火の車!!
転職するんじゃなかった!!
— 20代女性「秋奈」の転職体験談 (@akina8485) 2017年10月15日
立ち上げて間もない会社に転職するのは危険です。
社長としても経営の経験も少なく、そこで働く人たちも少ないため、1人が担当する作業量も多い。労働条件や給料もとりあえずで決めていて後で変更される可能性も高い。
知人の紹介などで転職するケースに多いパターンです。知り合いの働きぶりを見たことがなく、実際に仕事ができない人だと会社自体も危うい。
転職する時はリスクをできるだけ少なくするべきです。
おすすめの転職先の探し方
もし転職することを考えるのであれば、転職エージェントを利用した転職活動をおすすめします。
転職しようか迷う人は、転職活動においても優柔不断な面を見せてしまい、なかなか転職先を見つけられないこともあります。
転職で手こずると、空白期間が長引くなど良いことはありません。