新卒で内定を獲得するために、就職活動始めるのが遅かった人。または、自分が希望する企業に内定をもらえずに就職浪人している人。
卒業と同時に入社することができなかった人は、既卒扱いとなります。既卒で就職活動するとなると、新卒入社の対象者に比べて明らかに見劣りします。
就職浪人している立場の人は、次に見つかる会社に内定をもらえるかわからずに不安を感じていることでしょう。
今回は、就職浪人した人に残された内定獲得のための方法について詳しく見ていきたいと思います。
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就職浪人に対する企業の評価
人材を採用する企業の立場からすれば、卒業と同時に入社していない空白期間を持つ既卒の人に、疑いを持っているわけです。その疑いとは、「なぜ卒業と同時に入社できなかったのか?」です。
せっかく採用したのに問題がある人材で、会社を辞めてもらわざるを得ないか、勝手に辞められるケースもあるわけです。そうなってしまうと、そこにかけたコストが全く水の泡になってしまうので、慎重になるのは分かります。
もちろん新卒の場合でも、そういったリスクはないわけではないですが、既卒の方が確率が高いと見られてしまうんです。
- 働きたくなくてぶらぶらとフリーター生活をしたかったのか?
- 少し不満があるとすぐに会社を辞めてしまうのか?
- どの会社にも内定をもらうことができなかった人材なのか?
仕事の経歴がない新卒と既卒の人が応募した場合、どちらも同じ学歴で差がないとすれば、新卒の人材を採用したいでしょう。
つまり普通に既卒で就職活動していても、内定を取れる可能性は低いというわけです。まずは新卒と既卒の違いについて理解しておいてください。
就職浪人した未経験の既卒でもチャンスはある
就職浪人した未経験の既卒であったとしても、チャンスはいくらでもあります。大学受験では、浪人してから当初狙っていたレベルよりも、さらに上の学校を目指す場合もあります。
それと同じように目指すべき企業をレベルアップさせても良いですし、働くための能力や知識を身につけるために、日々努力していたことをアピールする必要があります。そもそも20代で働いた経験がないフリーターの人を、積極的に採用している会社も存在します。
一番危険なのが、何も考えず手当たり次第アプローチすることです。就職浪人してしまった理由は曖昧なまま、就職活動をしてしまうと、どの企業も採用したくない人材になってしまう。
まずは自分が就職浪人した理由について、きちんと整理しておきましょう。
就職浪人した理由を掘り下げておく
なぜ就職浪人してしまったのかを考えておけば、それがそのまま就職志望の理由になります。
就職活動が遅れてしまい、希望する企業に応募することができなかったのであれば、とりあえず働ける会社に就職するよりも、御社で働きたかったという志望理由にすることもできますよね。
働きたいと思える会社がなかったのであれば、「自分がやりたい仕事について考えて、それを実現させてくれる会社が御社だと考えて志望した」と言えます。
どんな理由であったとしても、伝え方次第で印象が変わります。面接官は、仕事に取り組む姿勢を面接の場面で見極めたいんです。これからの成長度合いについては、若い年齢なのでそこまで変わりはありません。
他のライバルの応募者たちに負けない強い気持ちをアピールすれば、内定獲得もすぐですよ。
既卒であることを有利に働かせる就職活動
学校卒業してから3年未満であれば、第二新卒として応募することもできます。
新卒扱いではないにしても、限りなくそれに近い条件で当初応募したかった企業に対して、もう一度アプローチするチャンスもあるかもしれません。
学校卒業してすぐに働きたくない人材を対象とした、救済的な第二新卒の枠。既卒の人はここを利用しない手はありません。
3年以上経過している場合は第二新卒扱いとはならないため、利用することができません。その場合は年齢的にも25歳を超えているので、20代後半での未経験からの採用をしている会社に絞って応募することをお勧めします。