新卒で会社に入るまでは良かったんです。普通に高校卒業から大学入学を決めて、そのまま流れるように留年することもなく就職活動も難なくクリア。でも実際に社会に出て働き始めたところで、つまづいてしまったんです。
そう私は以前入社して3ヶ月という短い期間で、新卒入社した会社を退職しました。
今はこんな簡単に話せますが、当時は相当悩んだことを覚えています。だって3ヶ月ですからね。親にも説明しようがなかったです。それでも働くことに耐えられなかった・・・。いや転職を成功させた今思い返せば、会社が悪かったとしか言いようがありません。
最初に選んだ会社が間違っていました。そんな経験からも、同じように苦しんでいる人は必ずいると思っています。
実際にSNSなどを見ても、新卒でありながら会社を辞めている人の数はものすごく多いです。
うちの会社、新卒が3ヶ月で四人辞めたから……
— 凄腕の夢女子❁ (@nns_O) 2017年10月5日
同じ悩みを持つ人に、私の経験談が少しでも参考になれば、自分としても嬉しい気持ちです。
新卒で入った会社ということで、1年も経たずに会社を辞めることに悩んでる人に、入社して3ヶ月で転職した私の経験談をお話しします。
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新卒入社して3ヶ月で会社を辞めたくなった理由
正直に言うと、入社してから3ヶ月経つよりも、もっと早い段階で会社を辞めたい状況でした。
我慢して3ヶ月耐えたんです。でも振り返ってみると、もっと早く決断しておけばよかったと思っています。
会社という組織は、人を選ぶことができません。同じ会社で働く人たちとの人間関係がうまくいかず、仕事もうまくこなすことができませんでした。
人間だからという理由では、解決できないような根本的な問題。そう感じていたので、自分を改善しても、この先この会社でやっていくことはできないと考えていました。
しかし、初めて内定をもらった会社だったし、自分なりに努力しないと後悔すると思って、3ヶ月間頑張ったのです。自分が想定していた仕事と、イメージも違っていました。
この先も働こうと思える要素が何1つなかったんです。
新卒で3ヶ月で退職することのリスク
基本的に入社してから3ヶ月というのは、研修期間程度しか社会の経験を積んでいないということです。
ビジネスマナーやその業界に関する基本的なことを学び始めた段階。仕事の経験がなくてフリーターになった人が、未経験から会社に雇ってもらうのと同様。最初の契約は仮の契約期間として雇ってもらうので、いきなり正社員として採用してもらえないですが、それと似たような状況というわけです。
つまり入社して3ヶ月で会社を辞めるということは、転職活動をする際にもそういった目で見られるということです。
働いていた経験はほぼ無いに等しいでしょう。3ヶ月の転職にはリスクがつくということです。しかし、新卒の場合は3ヶ月はかならずしもリスクとはなりません。
それは第二新卒対象枠だからです。
辞める前は相当な不安に駆られる
いざ3ヶ月で会社を辞める決断をするまで、相当な不安に駆られます。
誰もがこれから社会人としてのキャリアを積んでいくのに、自分は早々にリタイヤしてしまう。自分でも間違っているんじゃないのかと何度も考えることになります。特に若い世代で、働いた経験がなければ誰でも不安になるでしょう。安定したものから手を話すわけですからね。
しかし、その選択が全て間違いではないんです。
むしろ周りにとらわれて抜け出せなくなる方が、長期的に見るとヤバすぎます。気づいたときには人生の取り返しがつかない年齢になっている。
そこで諦めてしまう人が大半なんです。
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3ヶ月という見切りの早さは良い判断でもある
確かに3ヶ月という期間は短いですが、見切りの早さという点では良い判断とも言えるんです。
結局辞めるのにもかかわらず、だらだら働いても意味はありません。
仕事の経験を積むことができるかもしれないですが、転職して業界を変えればまた一から覚え直さなければいけない。それならばできるだけ早いうちに転職した方が、転職先の業界の経験を長く積むことができますよね。
早めの転職が必ずしも悪いとも言えないということです。
仕事を続けても結局辞めたい気持ちは変わらない
辞めたいけど決断できないままずるずる仕事を続ける人は多いです。でも、続けたからといって辞めたい気持ちは変わらないんです。
半年後や1年後も当然のように辞めたいと愚痴をこぼしている。長引けば長引くほど、自分の選択肢がなくなっていることに気づかない振りをしている。
中途半端な嫌な状態は、下手に耐えてしまうのがもっとも危険。きっぱり抜け出せる人は、環境を変えて良い環境に巡り会える人が多いんですよね。
新社会人には救済の道が残されている
入社して1年も経たずに会社を辞めるとしても、さすがに3ヶ月は短い。そう考えるのが普通です。
しかし、ここで新卒ということになると、少しだけ救済の道があるんです。それが第二新卒という扱い。
第二新卒とは学校卒業してから3年未満の間に、一度入社した会社を辞めた人を対象とした求人応募枠になります。
若い人たちが社会に出た場合良いものの、会社に適応できずに仕事を辞めてしまうケースが多いこともあり、最悪の場合そのままニートになってしまう可能性もあります。
日本社会として働く価値のある人をそのままにしておくのは非常にもったいない。企業としてもたまたま会社に合わなかっただけで、自分の会社に入ってもらえれば、しっかりと育てる自信がある。
一つの会社で働いてみて仕事ができなかったことで、自信をなくしてしまう気持ちはすごくよく分かります。
でもそれはあくまでその会社でうまく働けなかっただけなんです。他の会社に移れば何の問題もなく仕事ができる人がほとんどなんです。
新卒入社してすぐに会社を辞める時に注意しておくべきこと
新卒入社してすぐに会社を辞めたい時に注意しておくべきことがあります。それは自分が会社を辞めた理由をはっきりさせておくことです。
なんとなく仕事を辞めてしまうと、絶対に転職活動でうまくいきません。
新卒入社する時の就職活動でも味わったと思いますが、転職活動でも面接を合格しないと内定をもらうことができません。
新卒入社する時に自己PRや会社を志望した理由について、面接で話したと思いますが、それと同じような事をしなければいけない。面接で話す内容は、自分の中でしっかりと整理できていないとしどろもどろになって相手にうまく伝えることができません。
- 面接官「新卒入社して短期間で仕事を辞められた理由を聞かせてください。」
- あなた「働いてみて何となく自分に合わないと思ったからです・・・」
こんな回答の内容では、面接官に何も伝わらないでしょう。
しっかりと採用担当者を納得させる理由を伝えること
仮に採用したとしても、また同じようになんとなく合わないと思って会社を辞められても困ります。入社して短期間で辞める気持ちになった理由は必ずあるはずです。
仕事の内容が合わなかったとしても、もっと深く掘り下げて相手を納得させるレベルまで昇華させる必要があります。
先ほどの質問をさらに深く掘り下げるとすると、
- 面接官「新卒入社して短期間で仕事を辞められた理由を聞かせてください」
- あなた「新卒入社した会社の業界は自分が学生時代に学んでいた分野と同じものだったので、興味がある分野で自分の能力を活かせると思い入社しました。しかし実際に働いてみると想定していった仕事内容とはかなりかけ離れたもので、自分のやりたい仕事とは違っていたことが一番の理由です。」
話している内容はそこまで変わりないですが、最初に回答した内容よりも具体的で相手に伝わりやすくなっていることが分かるはずです。
業界特有の話しを盛り込めば、さらに深い掘り下げになってあなたが仕事を辞めた原因が相手にはっきり伝わるでしょう。
まとめ
第二新卒であれば、必ずその枠を利用して転職先の会社を探しましょう。
⇒厳選おすすめ転職エージェントまとめ!第二新卒の会社はここから探そう!
第二新卒の期間が終わってしまった人でも、転職エージェントを利用する方法があります。
転職エージェントは担当者のサポートを受けながら転職活動を進める方法。自分1人で悩んでしまうタイプの人には特におすすめの転職活動の方法です。