転職回数が多いと、転職活動に不利になってしまうんじゃないか?そんな不安がありますよね。
特に3回目以上ともなると、内定がなかなか決まらない時に、過去の転職回数が関係しているんじゃないかと思ってしまいますよね。
しかし採用する側の事情を知れば、必ずしも不利になるとは限らないことがわかってもらえるはずです。
転職回数が多いことで、転職活動で不利になってしまうのか?
今回は、転職回数が多い人が、転職を成功させる方法に迫ります。
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転職回数の多さは必ずしも転職活動で不利にはならない
転職の採用担当の人は、応募してくる人材のどの部分を見ているのでしょうか?
確かに大手の企業であれば、書類選考を機械的に行っている会社もあります。古くから長く続いている会社であれば、中途採用の条件が明確に決められていて、転職回数が一定回数以上の人材は採用しないと決めている。
この場合であれば、そもそも書類選考に通過することはないでしょう。業界や仕事の職種によっては、そんな風に回数で決めつけているところもあるかもしれませんね。
転職回数の多さが有利に働くケースもある
しかし逆に転職回数の多さが有利に働くケースもあります。
数多くの会社を経験していることは、大きなメリットだと考える社長のいる会社は、転職回数が多いほど優遇して採用するんです。むしろ転職していない人は採用していない場合もあります。まさにケースバイケースで、会社の考え方次第ということ。
会社と言うのも大きな存在に見えますが、所詮誰かが作り上げたものに過ぎません。キャリアアップを狙うような転職をする人は、働いている立場とはいえ、その会社のことをしっかりと見つめて判断する決断力を持つことができる人材ということ。これは優秀な人材である可能性も、十分に高いというわけです。
そう考えると転職回数の多さで、単純に判断できないことがわかるはずです。
転職回数が多い人は、転職していることに対する認識が、プラスのイメージを持っている会社を選べば、採用確率が高くなるということです。
面接までたどり着けば内定の可能性は高い
転職の回数というのは、職務経歴書を見ればすぐにわかるはずです。転職回数が複数回ある時点で駄目だと言う会社であれば、書類選考の時点で落とされているはずですよね。
面接官も暇じゃないので、雇うつもりはない人間をわざわざ面接することはありません。面接までいくのに内定をもらえないという人は、面接での対応に問題がある可能性が高いでしょう。転職を複数回していることは分かっているので、何を疑われているか知るべきなんですね。
退職理由がかなり重要
採用する会社が一番恐れているのは、同じように仕事をまた辞められることです。せっかくお金をかけて雇ったのにすぐに辞められると無駄になりますからね。
あなたが転職している理由はなんですか?
- 理想的な職場に巡り合っていない
- 自分の能力に合った職場で働きたい
- 自分をもっと成長させたい
こういった前向きな姿勢でなければいけないということです。
なんとなく仕事内容が合わなかったという曖昧な内容の場合。会社にマッチするか判断できないので内定を出すのも難しいでしょう。自分の中ではっきりと転職理由が明確になっていないと、転職活動はうまくいかないです。
あなたのこれまで複数回行ってきた転職理由について、もう一度よく考えてみてください。
- 以前の転職の原因となったら問題が全く解決されずに、同じ原因で転職を繰り返しているのか?
- 転職を繰り返すごとに新しい問題が発覚して、やむを得ず会社を退職しているのか?
- 過去の転職の問題に対して自分なりに何を改善してきたのか?
そういったことが明確でないと内定は決まらないでしょう。
意味のない転職をくり返すのはマイナス評価
もし転職理由があいまいなまま転職を繰り返しているとすれば、それはマイナス評価につながります。採用担当者から見ても、相当イメージは悪いです。自分たちが採用しても同じようにすぐに会社を転職されるかもしれない。そう考えるのが自然です。
良い会社であればできるだけ長く働き続けたい。そういう気持ちを伝えなければいけないのです。それが給料の問題だとしても、人間関係の問題でも同じです。
自分の転職理由があいまいな人は、転職活動を始める前に必ず自己分析してください。
何が問題に会社を辞めたのか?それが分からなければいつまでたっても転職を繰り返すだけです。
転職を繰り返している人はブラック企業に転職しやすい!?
転職理由があなたに原因がなく、会社に問題がある場合。いわゆるブラック企業に転職してしまったケースですね。この場合確かにあなたに原因はありませんが、その会社に入ってしまったことはあなたの責任でしょう。
退職してすぐに仕事を探さなければいけなかったので、しっかり会社について調べることもなく転職してしまった。普通の会社だと思って転職したけれど、入社して働き始めたらブラック企業だと言うことが分かった。どの場合でもブラック企業に入ってしまったことに変わりありません。
ブラック企業というのは、雇っている人のことをぞんざいに扱っても、全く気にならない人間性を持つ人達が働いているんです。使い捨てにできる人材をできるだけ多く取りたいので、入社するのは簡単なんですね。
転職のハードルが低いのもブラック企業。求人票ではブラック企業であることを悟られないように、巧妙に隠されているんですね。会社を辞めてハローワークに向かった人が、ブラック企業に入ってしまうのはそういうわけです。
あなたも過去の転職で、安易に会社を決めてしまいませんでしたか?会社を選ぶことは転職活動において最も重要なことです。その部分を他人に任せてはいけないんです。選ぶのも自分の責任です。
ただし、どこから選ぶかが重要なんです。
一般的に誰でも見ることができる転職サイトや、多くの転職する人が殺到するハローワークで、転職先を探してしまうのは危険すぎます。求人票に書いてある薄っぺらい情報からは、ブラック企業かどうか判断できないでしょう。