大学卒業して就職する流れまでは良かったものの、実際に入った会社がブラック企業だった・・・。
これは精神的にもダメージが大きいですよね。家族や友人たちに相談することもできずに、一人で悩んでいる人もいるはずです。
「新卒入社してから半年も経たずに会社を辞めるなんて、社会人として情けない・・・。」
「働くことを舐めているんじゃないのか?」
そんな厳しい言葉をかけられる人もいるでしょう。
でもここではっきり言っておきますが、ブラック企業はすぐに辞めるべきです。
なぜならそこで頑張っても絶対に改善されることがないからです。
今回は、新卒入社してブラック企業に入ってしまった場合の転職方法について詳しく解説していきます。
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新卒で入社した会社がブラック企業だった時の対処方法とは?
ブラック企業と言っても、会社によってその厳しさも違ってきます。最低限の対処方法は押さえておきましょう。
転職用にブラックな内容をしっかり記録しておく
会社を退職する時に重要なのは、転職した時の転職理由です。
本当にブラック企業で、普通じゃ考えられない様な厳しい会社で働いているなら・・・。そのことを転職活動でしっかりと伝えるために全て記録しておくべきです。
ブラック企業かどうかの線引きとして、一番わかりやすいのは労働時間などの規則に関する部分です。
明らかに法律を違反しているような事実が確認できれば、会社側に問題があったということにできます。退職理由にも、自主退社ではなく会社都合に持って行くこともできます。
まずは自分の働いている会社が、どれだけブラック企業なのかを確かめるところから始めましょう。会社の退職を決断する基準が明確になれば、迷わず会社を辞めることができます。
人間関係が厳しくて、体育会系のキツいノリが嫌で辞めたいというのであれば、曖昧な表現にならないように、しっかりとその異常さについて記録しておきましょう。
職歴を気にする必要はない
ブラック企業だとしても、初めて勤めた会社を短期間で辞めるのは、印象が悪くなると考えていませんか?
入社してからまだ1ヶ月も経っていないから、すぐにやめるわけにはいかない。今やめてしまうと、別の会社に転職できなくなる。会社に行きたくないし、仕事はつらいけど、もう少し仕事を続けた方がいいんじゃないのか?
そんな疑問を持っているかもしれませんね。
ですが、その不安や懸念は無意味なものです。どれだけ短期間であっても、気にする必要はありません。
職歴が短いことにもメリットはあります。それだけ短い期間であってもブラック企業だったなら、転職先の人もその事情を汲み取ってくれますよ。
精神的に病む前に決断すること
精神的に追い込まれた状態で働いていると、精神的に病んでしまいます。いわゆるうつ状態。
こうなってしまうと、働くことに対してトラウマができたり、転職後の働き方にも影響が出てしまいます。
なにより今働いているブラック企業から理不尽な理由で退職させられるのは、大きなデメリットです。
学校卒業してから3年未満であれば第二新卒としての転職ができる
専門学校や大学を卒業してから3年未満であれば、第二新卒としての転職の扱いを受けることができます。
これは普通に転職するよりもかなり有利な転職方法。
既卒の人は一度も就職したことがない人ですが、その人たちに比べて一度就職したことがある第二新卒の対象の人は、違った枠で選考を進めることができます。
間違ってブラック企業に入ってしまった人材は、大手の企業にとっても貴重な人材。会社に合わなかったという理由ですぐに退職してしまった人も、非常にもったいない人です。
そんな人たちを救うための選考枠が第二新卒。
もしあなたが学校卒業して3年未満の第二新卒であるならば、絶対にその権利を使いましょう。
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第二新卒対象外でも全く問題ない
会社に入社してから3年以上経過しているのであれば、第二新卒の枠を使うことはできないですが、職務経歴としては3年経験があるわけです。
一般的には最初に入った会社は3年間は勤めろと言われています。つまりその条件を満たしているということです。
転職における書類選考では、これまでの職務経歴も必ず見られます。採用する側からすれば書類選考における職務経歴はかなり重要なチェック項目です。
なぜなら、そこから読み取れる情報でほとんどわかってしまうからです。
例えば転職している人でも会社を辞めてから空白期間を1年設けているような人は、働くことに対して積極的ではないか何かしらの事情を抱えている。それが病気によるものであれば、その人に原因がなかったとしても会社としてリスクを考えないわけにはいきません。
普通とは違う経歴書の細かい部分は必ず指摘されます。新卒入社して半年以内に辞めていれば、その理由についても必ず聞かれるでしょう。
そこで新卒入社してから3年間きっちりと働いた職務経歴を用意できれば、他のライバルの転職活動者よりも有利に立てると言うわけです。
第二新卒の権利がないからと言って、不安を感じる必要はありません。新卒入社で転職を考える人は、どんな状況でも転職を有利に進めることができるんです。