年収におけるボーナスの割合は大きなものです。年収300万円未満の方は、おそらくボーナスをもらってないでしょう。
ボーナスが出ない会社は、ほとんどが中小企業。もし大企業に勤めていながらボーナスをもらっていないのであれば、かなりまずいですよ。今すぐ転職を考えた方が良いです。
そして、中小企業に勤めている人も、ボーナスをもらえていないなら転職すべきなんです。賞与が出ない会社に勤める意味をしっかりと理解すべきです。
なぜボーナスが出ないのか?その意味を知っていますか?根本的に選択した会社を間違っている可能性が高いんです。
今回はボーナスが出ない会社に勤めることの意味を詳しく解説していきましょう。
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なぜボーナスが出ないのか?
あなたがもし会社の事業に対して誇りを持っていて、給料に関係なく会社に尽くしたいと考えているのであれば、ボーナスがもらえなくても関係ないでしょう。
しかし、大半の人はお金を稼ぐために仕事をしているはずです。
嫌な仕事でも我慢しながら働いているのは、お金のためです。ボーナスが出ない会社は、なぜボーナスが出せないのでしょうか?
実はボーナスが出せないのではなく、出さないのです。
ボーナスが出ない会社は社員に還元する気がない会社
賞与(ボーナス)という言葉のとおり、給料とは別にお金を渡すわけです。つまり、社員に対して感謝の気持ちの代弁と言っても良いでしょう。
なんか昨日、臨時ボーナスでた
「昨年度の業績が良かったので社員みなさんに還元します」と社長のお言葉。
現金手渡しだったので多くても10万くらいかな?と思っていたら40万近くあって驚いた
思い切って東京から地方に転職してマジ良かったわ
今月の通常のボーナスも出るみたい、最高かよ
— 牛◆カーサ (@casa_moumou) 2017年12月1日
これは実際に転職して、通常のボーナスとは別に臨時ボーナスをもらえたという人のお話。
業績が良かったために社員に還元するという素晴らしい事例です。社長が社員に対してどう考えているかによって、会社ごとのボーナス額はまったく異なります。
業績が上がったことで資金に余裕ができても、社員に還元する気のない会社ではボーナスは出ません。
これは実は給料とも大きく関係しています。ボーナス出ない分、給料を高く設定しているという話を聞いたことがあるかもしれませんが、これは本当にそうでしょうか?
私が以前務めていた会社では、ボーナスが全く出ないにもかかわらず、給料も手取りで20万円以下でした。給料の金額としては平均値よりも下のはずです。
つまり、ボーナスが出ない会社は高い確率で給料も低いんです。
⇒サラリーマンの給料・年収の平均給与は20代・30代・40代・50代でどう違う?自分の給料が低すぎる人は早く気づくべき!
社員に還元する気がない会社は給料設定も低い。考えてみれば辻褄が合っていると思いませんか?
業績が良くない会社
業績が良くない会社というのは、社員のことを軽く扱っている会社なんです。
社員にしっかり還元しないと、会社のために働く気持ちが湧くはずがないんですよ。
社員のことを考える社長であれば、会社の業績が伸びているのは、社員が頑張っているおかげということをちゃんと理解しています。優秀な人材にはそれなりの対価として報酬を与えるのは、当然の行いです。満足できる年収がもらえないとなると、優秀な人材は他の会社に流れていってしまいます。
それを踏まえてもボーナスを出さない、いや出せないのであれば、会社の経営は油断ならない状態。突然倒産することはないとしても、リストラして働いている人を減らす人事を行う可能性も十分考えられます。
リストラにあうと、全く準備していないこともあって転職をスムーズに行うことができない人も多いです。ボーナスが出なくても給料さえもらえれば良いと言って同じ会社で働く人もいますが、リスクもあるということは知っておいてください。
あなたがもしただ働いて最低限の生活ができれば良いと考える人間ではなく、将来のために働けるうちにしっかり稼いでおきたいと考える人であれば、その会社で働き続けていてもジリ貧状態が続くだけです。
ボーナスを獲得できた転職経験談
そんな私も以前の会社では、ボーナスがもらえない会社で働いていました。
ボーナスが支給されても年に1回1万円。正直言って、「ふざけるなっ!」と思っていましたが、もちろんそんなことは口には出せませんでしたね。
ボーナスがもらえない会社で働くとそもそもボーナスに期待することはありません。そして年収も全く上がっていきません。毎年保険料も同じように上がっていくので、むしろ手取りの給料として下がっていたんじゃないかと思います。
私の場合は仕事の内容にも満足できていなかったので、ひどい労働環境を変えるためにも転職について真剣に考えていました。
実際に転職活動は在職中から始めていたのですが、そこで見る会社の条件に見る目を疑いましたね。自分にもこんな選択肢があるのか?こんなに待遇が良いのが信じられない。そんな感想を持った記憶があります。そして実際に転職してそれが真実だったことを実感したんです。
最初にボーナスがもらえた時、本当に信じられませんでした。「ボーナスをもらっている人は、そりゃ贅沢できるわけだ・・・。」と思いましたね。ある意味卑怯だと思ったんですが、自分にも選択できたんですから、それまで行動しなかった自分が悪かったんですよね。
年収と言うのは積み重ねの差が激しいものです。サラリーマンが生涯稼ぐ金額にもボーナスのあるなしで大きく差が出てきます。20代であればそこまでまだ差はないとしても30代、40代になるにつれてどんどん差が開いていきます。
今ではボーナスがもらえない会社で働くことができないでしょうね。
ボーナスが出ない会社は昇給もない
ボーナスを出すことを渋る会社は、昇給についても同じ考えをしています。
昇給がない年があるのは当然で、あっても1万円アップすれば良い方。他の会社で勤める同年代に比べて、仕事の規模が大きくても給料が低いなんてザラにあります。ボーナスが出ずに昇給もないとなると、生涯年収は大幅に減ることになります。
そもそも給料は誰にも教えない人がほとんど。
誰かと比較して自分の給料が低いと気づきにくい。会社の中では階級によって差があるだけなので、なんとなく納得させられてしまう人も多い。
でも実際は、うまくコントロールされているんです。長期的に自分が稼げるお金が少なくなっていることに気づけるのはごく一部の人だけ。多くの人が気づかないまま高齢になって会社から抜け出せなくなってしまうんです。
⇒転職すると年収・給料は上がる?年収・給料アップの平均金額と相場とは?
ボーナスが出る会社に転職するだけで年収が大幅にアップする
お金のためだけに仕事するわけではないとしても、稼いでおくに越したことはありません。
毎月の給料が1万円アップするだけでも、生活の質が確かに上がります。年収10万円アップするだけでも毎月1万円アップになるので、年収100万円ともなればその効果は絶大です。
年収100万円アップなんて無理と思っていませんか?
仮に毎月の給料が5万円アップしたとすれば、一年間で60万円。そこにボーナスを含めれば100万アップも全く無理じゃないんです。100万アップは無理でも50万アップくらいならものすごく現実味を帯びてきませんか?
これはエリートの話をしているんじゃないんです。普通のサラリーマンでの転職で十分可能なのです。
転職エージェントのDODAが集計したデータにも、平均で50万以上年収がアップしたデータが統計されています。
仕事の能力に自信がなくても、戦略的に転職することで十分に可能なのです。
給料に不満を感じている人。将来的にお金を貯めておきたい人。仕事や会社が嫌で仕事を変えたいと思っている人。そんな人は、転職をきっかけにこれまでの給料よりも大幅にアップさせませんか?