地銀、いわゆる地方銀行と呼ばれる仕事は、公務員などと同じく安定した仕事の一つです。
おそらく就職した時には、ご両親や親戚からの評価もかなり高かったんじゃないでしょうか?結婚する時に相手のご家族に挨拶に行く時も、勤め先が地銀ということであれば、安定した仕事ということで認められやすい職業ですよね。
そう、一般的なイメージとしては地銀という仕事は評価が高いんです。
しかし実際に働いているあなたならわかるはずです。地銀で働くことの辛さが・・・。
あまりにも辛すぎてブラック企業なんじゃないかと思えてくるほど、地銀という仕事場の環境はひどいところもあります。安定的な仕事に思われていますが、そこにはリスクも隠されています。そもそも安定した仕事で働くことの意味さえ深く理解していないかもしれませんね。
仮に地銀の仕事を辞めたいとして、安定した仕事を辞めるリスクとはどんなものなのか?
今回は、その辺りについて詳しく見ていきたいと思います。
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地銀の職場はブラック環境!?
安定した仕事や職場を保つためには、それなりに厳しさが必要になってきます。なぜならその安定性を継続していく必要があるからです。
仕事の安定性を維持する大変さ
安定性を作り出しているのは、ほかならぬ自分達。
いくら仕事の種類や業界的に見て安定している仕事だとはいえ、自分たちが仕事の手を抜いたり、職場の環境が怠けてしまうと、その会社や地域店舗がつぶれてしまう可能性もあります。
公務員なのに、安定して何十年も働き続ける環境を保つためには、下に入ってくる次の世代を担っていく人材も、厳しく育てていく必要があるということです。そのためにブラック企業のような厳しい労働環境も多い。
そうと知らずに、安定した仕事をというだけで入社してしまった気の弱いタイプの人間は、その厳しい仕事環境に耐えられずにすぐに仕事を辞めてしまう人もいます。
「せっかく安定した仕事に就いたのにすぐに辞めるなんて・・・。」と言われることを恐れて、無理して働き続けた結果、行き場をなくして自殺してしまった人もいるくらいです。
上司のパワハラも日常的な職場もあります。
⇒みんなのパワハラ体験談まとめ!職場で起こるあり得ない理不尽な嫌がらせや圧力から抜け出す方法とは?
長年働き続けたからといって、年功序列で出世していけるとも限らない。安定的な仕事に見えますが、それなりにリスクを抱えた職種であることは間違いありません。
地銀を退職した友人の話
私の高校の友人に地銀に勤めていたけれど、辞めてしまった人がいます。
その人はかなり成績優秀だったんですが、とてもおとなしいタイプなのが少し気がかりでもありました。安定的な地銀に勤めるという選択肢は良さそうに見えて、実は人間関係や仕事内容に厳しい。
もしかすると仕事がうまく行かずに辞めることになるかもな・・と漠然と考えていました。結果的には想定どおりになってしまったわけですが・・・。
このことからも、型にはめて仕事を選ぶことのリスクについて、学ぶべきだということがわかります。
成績が優秀だからといって、安定していて高い給料待遇の仕事を選ぶべきなのかということです。どれだけ優秀でも長く勤めることができなければ意味はありません。
仕事は人と人との関わりが最も重要。体育会系ノリの職場に、おとなしい人が入社しても、無理なのは明白です。
自分の判断を最優先で考えるべき
地銀に務めるような人は、これまでの人生で親に言われた通りに大学に通って、安定的な道を歩んできたタイプの人もいるはずです。
そういったタイプの人は周りに合わせる事を何よりも重要視します。
周りの期待に応えなければいけないと常に頭の中で考えてしまう。自分が仕事を辞めたいと思っても、家族や職場の人への迷惑を最優先してしまうんです。
それは自分で考えることを放棄しているともいえます。責任のあるようで責任のない行為なんです。
自分を最優先で守るべきなのに、周りに合わせてしまう人は一番苦しみやすいタイプ。自殺に追い込まれるのはこういう人です。
自殺まで行かないとしても、精神的にうつになったり、体調を崩してしまうまで我慢してしまう。仕事場で一度こうなってしまうと、その経験が頭の中で染み付いて今後の仕事生活のあらゆる場面でフィードバックしてきます。
つまり、まともに働けなくなるかもしれないということです。
仮に今あなたが仕事を辞めたいと感じているその実感は、実は最も正しい感情であり、正しい選択肢なんです。周りに合わせずに自分の事を信じて、自分を一番大事にする選択をするべき。
地銀という安定した仕事を続けなくても別の選択肢は存在します。