会社を辞めたあとは、その開放感からなかなか社会復帰に時間がかかるものです。
ただし、ブランクが空きすぎると、次の転職活動に影響が出ます。
この期間は、どの程度まで許されるのか?気になるところです。
転職における空白期間は、やはりデメリットが大きい。離職期間は、たとえ転職活動をしていても、無職であることに変わりはありません。
まだ次に向けて動き始めていない人なら、期間を明確にするためにもブランク期間の長さについて、知っておくべきでしょう。
今回は、転職における空白期間が何ヶ月までOKなのかについて、詳しく解説していきます。
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転職までの離職期間は長くても半年~1年まで
転職までの離職期間は、長くても半年~1年までです。
あなたが面接官の立場になったと思って考えてみてください。社会人として、何年も継続して働くのが当たり前なのに、無職期間が長いというだけで、ちょっと疑った目で見てしまいませんか?
- 突然会社を辞めたくなるタイプじゃないだろうか?
- 仕事に熱が入らずに、無責任に仕事する人間かもしれないな・・・。
- 仕事なんて別にどんな業界でもよくて、適当に仕事しておけばいいと考える人なんじゃ?
そういった不安を持たせることになるのです。
ブランク期間に何をしていたのか?
会社を辞めてから、次の会社に入社するまで一体なにをしていたのか?これは、面接でほぼ確実に聞かれる質問ですね。
離職期間の言い訳としては、
- 転職活動していたが、なかなか良い会社が見つからなかった
- ある程度の期間は休もうと思っていた
- 家の仕事を手伝っていた
- 体調が悪く、自宅で療養していた
このようなところでしょう。
しかしその期間があまりにも長過ぎると、さすがに人材に問題があるんじゃないかと疑われても仕方がない長さになってきます。
一度仕事を辞めて長期間休んだ経験がある人間は、また同じように会社を辞めて、休もうとするんじゃないかというリスクがあるわけです。転職の回数が1度でなければ、その信憑性は高く、雇うのが怖くなるのも無理はないです。
仮に1年間休むつもりというのであれば、それも良いかもしれませんが、しっかりと自分の中で休む理由を伝えることができなければ、面接の場面で悪い印象を与えてしまいかねません。
スムーズに転職を決めたいのであれば、空白期間はできるだけ短い方が良いということは知っておいてください。
離職期間中に何をしておくべきか?
離職期間をある程度取る場合、次の転職活動に活かせるように、最低限の取り組みはしておきたいところです。
できれば長期間休む場合でも、次の転職活動の時にアピールできることに取り組んでいきましょう。本格的に取り込まないとしても、活動していたことに偽りはありません。
例えば、アルバイトをしながら仕事を探していたというものでもいいんです。何もしていないことに比べれば、何かに取り組んでいた方が印象が良いことに変わりはありません。
次に就きたい仕事の資格の勉強をして、試験を受けていた。これは転職活動における空白期間の過ごし方としては理想的なものですよね。自分に足りないものを補おうとして、それに向かって前進していたというアピールになります。
結局のところ仕事に活かせるかどうかは、働いてみないと分からないんです。それは面接採用の担当者も同じ。どれだけ優秀な人間を雇っても、実際に仕事をさせてみると全然使えない人もいるんですよね。それでも少しでも役に立つ人材を雇うためには、実際に会ってみてどんな人間か判断するしかないんです。
そこで暗い印象で、後ろ向きなネガティブな人間を雇いたいと思いますか?それよりも前向きで明るいポジティブな人間を雇いたいですよね。同じ会社で一緒に働く人を雇うわけです。楽しく働ける人で、努力して自分を向上させようとしている人が悪い印象になる理由はありません。
人材派遣のような仕事の採用面接であれば、直接自分が関わるわけじゃないので、書類上問題がなければそのまま人材を流していくだけなので、そこまで気にすることじゃないかもしれません。でも会社に入ってこれから共に頑張る仲間になるわけです。会社で働いている人も心を持った人間なんです。
最後は人と人とのやりとりであり、人間関係が最も重要なんですね。
離職期間中も転職活動の準備をしておくべき
あらかじめ休みの期間を決めていたとしても、転職活動を再開する時点から動き始めると少し遅いんです。
転職活動もスムーズに進めば短期間で次の会社に内定をもらうことができます。しかし転職活動がうまくいかないと、あらかじめ決めておいた空白期間がさらに伸びてしまう。
3ヶ月だけ休むと決めていたのに、3ヶ月後に転職活動を始めると内定がなかなか出なくて空白期間が半年になってしまう。そうなるとどんどん転職活動で不利になるのは、言うまでもありません。
内定が出てからすぐに働かなくてもいいんです。あらかじめ休む期間を伝えた上で内定をもらうことができれば、次の就職先を決めた上でしっかりと休めます。
そう考えると、転職活動は早めにやっておくに越したことはないんです。自分に合う会社が都合よく休み終えた期間に出てくるとも限らないですよね。他のライバル転職者たちも、常に自分に合う会社を探しているわけです。
空白期間だとしても、定期的に情報を取り入れて、自分が働きたいと思える会社がないかリサーチしておくことをおすすめしておきます。