転職活動において、自己分析を必ずしろと言われます。自己分析することでこれまでの問題が分かって、それを改善することで転職が決まりやすくなるというものです。
しかし自分のこととなると、なかなか考えること難しいですよね。
論理的思考法を使って考えれば、自己分析が苦手な人でも簡単に行うことができます。
今回は、転職での自己分析が苦手な人のための分析方法をお伝えしていきます。
Contents
スポンサーリンク
自己分析の目的は長所と短所を把握すること
転職活動がうまくいかない人は、自己分析がうまくできていない。面接が苦手な人にありがちですが、自分を表現することはとても大事です。
表現と言うのはつまり見せ方のことです。
面接担当者も頻繁に採用を行っていく中で、多くの人間と会うわけです。経験豊富な担当者だとしても、あなたのことは何も分かっていない、知らない状態です。経歴書などの書類では判断できないことを、面接の場面で判断するというわけです。
仮にその場面で何も考えずに話してしまうと、そのままの印象が伝わることになります。緊張してうまく話せなかったという言い訳は通用しません。
だからこそあらかじめしっかりと考えて準備しておく必要があるということ。
長所と短所はつながっている
長所と短所は必ず関連しています。つまり、短所も伝え方によっては長所につなげることができるということです。
よくあるのが短所をそのまま伝えてしまう人。悪いところをあえて自分から見せることで好印象に見せようとしているのでしょうが、これは危険が高いです。
なぜなら相手がどう受けとるかわからないからです。
最終的には好印象に見せたいのに、伝え方に失敗して短所の部分だけが強調されて伝わってしまうと、評価の低い人間として認識されてしまうでしょう。いかに短所を長所に持っていくかはとても重要です。
自分のマイナス面を絶対に出さないこと
自分のことをあまり良く思っていない人は多いです。つまり自己評価が低い人です。
このタイプの人は、自分に対していつもダメな部分を考えているので、自分は価値のない人間なんだと思いこんでいます。自分のことを過小評価しすぎるのは良くないです。
特に面接の場面においては、やってはいけないこと。例え中立的な立場から考えて、それが正しい評価基準に基づくものだとしてもです。相手に指摘されたとしても、全てポジティブな考えに置き換える必要があります。
このときばかりは政治家のようにどれだけ不利な事実を追求されても、言い換えて伝える意志と姿勢で対応しましょう。
話す内容が大切
緊張するのは仕方がないことですが、それよりも話す内容やあなたがどんな考え方をしているのか、仕事への取り組み方や姿勢。そういったものをしっかりと伝えることが出来なければいけません。そのために自己分析をするんです。
- これまでの仕事の経験で、自分の長所や短所がどんなものだったのか?
- 周りの人とコミュニケーションをとりながら仕事ができていたのか?
- 問題が来た時に誰かが解決してくれるのを期待して自分から動かなかったのか?
長所となる部分は、そのままアピールできるものですし、短所の部分も過去の過ちを認めてそれを改善する姿勢を持っていれば相手に良い印象を与えることができるでしょう。
重要なのは、面接官が判断したいものをうまく提示することです。他の転職活動者のライバルに内定を取られないためにも、しっかりと自分を見せていく必要があります。
論理的思考で転職理由を考える
転職活動の面接の場面で必ず聞かれるのが、転職理由ですね。自己PRも重要ですが、面接の場面で最も必要なのは転職理由。
なぜなら転職理由だけで採用の合否が判断できるからです。特に気をつけたいのが、間違った転職理由を話してしまうとその時点でアウトということです。
間違った転職理由とはどんなものでしょうか?これは逆の立場になって考えるとよくわかります。あなたが面接官だとしましょう。あなたは所属している会社に10年も勤めているベテランの中堅社員。毎日一生懸命会社で働いている人たちの仲間となるべき人材を雇う重要な立場です。
会社が人を雇う意味
会社がなぜ人材を雇うのかというと、人材を確保して業務を拡大したりサポートしてもらうことで利益を得て会社を大きくしていくためですね。就職できない人を助けるための社会的貢献になるとしても、それはメインの理由ではないんです。
自分たちの会社をいかに伸ばすか?そのために人を雇うわけです。
そんな面接の場面で、応募者が話す転職理由が、「前職で仕事がうまくいかずに自分が働ける会社を探している」という内容を話したとしましょう。一見すると問題がないように思えてしまう転職理由かもしれませんが、よくよく考えてみてください。別に他の会社でも良いと言ってしまっているんです。
世の中に数多くある会社の中から、たまたま選んだ会社がこの会社で応募しただけ。会社で働く人たちは1人1人が自分達の会社の為に真剣に働いているんです。そこに一緒になって働いて欲しい人なら、「御社の事業内容に興味があって自分の力を是非活かしたいと考えた」と言ってもらえるほうが、雇いたいと考えますよね。
つまり、論理的思考とは相手が要求するものを与えてあげるように考えるということです。