最近では残業に対する注目度も上がっているので、無理な残業を強制するのは企業にもリスクがある行為です。それでも残業自体はなくなることはないでしょう。
毎月あたりに決められた残業時間以内であれば、問題として取り上げられることもない。そこを逆手にとって、残業時間を曖昧なものにするブラック企業もあるんです。
サービス残業という言葉がありますが、実際に働いた時間と記録されている時間が異なるため、記録されない残業時間のことをサービスというわけです。業界や会社によって労働時間の区切りや記録方式は異なりますが、タイムカード方式の会社であれば、早い時間帯にタイムカードを押させてその後も仕事をさせるような横行が行われているんです。
あなたも同じような目にあっていませんか?
今回は、サービス残業を強制する上司や会社への対策方法について、詳しく解説していきます。
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残業の実態を隠す会社はブラック企業
実際に残業しているにもかかわらず、残業の事実さえ隠そうとする会社は、明確なブラック企業です。残業時間の証拠がなければ、仮に会社を辞めることになったとしても会社を訴えることもできません。
会社を訴えるつもりがなくても、長時間労働させられる職場で働いていたという事実は残しておくべきです。上司に逆らうことで普段の業務にも影響が出るほどひどい職場は、今すぐ退職すべきです。
残業は誰の責任なのか?
残業というのは自分の仕事の能力がないために起こっていることで、自分を責める人もいます。確かに他の人がやれば時間内に終えることが出来る仕事かもしれません。しかし、その仕事を割り当てた人が本当の責任を負うべき人なんです。
どんな人間でも無茶な仕事を振られれば、必ず時間内に終えることができないはずです。
それぞれの能力がわかった上で仕事を割り振るべきですし、その判断が間違っていたのであれば周りがフォローしたり、スケジュールの見直しなどを行うべきでしょう。少なくとも仕事が遅れていることで責められることはないはずです。
それをあなたのせいにするような上司であれば、その無能さを人のせいにして押し付けているに過ぎません。社会経験の少ないことで、上司の言うことを信じてしまっているかもしれませんが、基本的に残業の責任は上の人間にあることを知っておいて下さい。
自分がサボらずに精一杯取り組んだのであれば、全ての責任は会社にあるということです。
休憩時間や早朝出勤なども時間外労働に含まれる
仕事が忙しい場合、休んでる暇はないと休憩時間にまで仕事をする人もいます。
会社のために働くという意味では素晴らしい行いかもしれませんが、休憩時間は労働するべきではありません。休憩時間に休みたくても労働を強制させられているのであれば、それも違法行為です。
休憩時間に電話対応させる職場
よくある話が、会社にかかってくる電話を応対しなければいけない職場の問題。席を離れたくても必ず電話を取れと指示されている職場もあるんですね。電話応対も仕事の一つです。
法律で、会社で人を雇っている使用者である立場の人間は、労働時間が6時間以上で8時間以内の場合は、45分。8時間以上になる場合は1時間の休憩時間を挟まなければいけない義務があります。
昼食休憩の間に電話番をさせられている場合、この労働基準法に違反していることになります。
その他にも、早めに出勤させられて仕事をしている人も同じです。
会社の業務開始が9時にもかかわらず、早朝に出勤して仕事をさせられている場合、時間外労働にあたります。その分の労働時間について記録することを拒んだ場合ば、明確な違反行為です。
その場で問題にすることができないのであれば、しっかりと記録しておいて万が一の時のために利用できるようにしておきましょう。
サービス残業させられる職場で働いても時間の無駄
冷静になって考えてみましょう。サービス残業させられている時点で相当な時間を無駄にしていることでしょう。おそらく仕事も身につかずに、時間だけがだらだらと過ぎて行くような仕事内容ではないでしょうか?
残業が当たり前になると仕事に身が入らず、諦めモードでなんとなく時間が過ぎるのを待ってしまうようになります。
「どうせ頑張っても早く帰ることができないし、できるだけ無駄な体力を使わないようにする方がいい・・・」
これはある意味正論なのかもしれませんが、そもそもそんな職場で働くこと自体が間違っていませんか?
将来が期待できない会社で働き続ける意味とは?
あなたにも別の選択肢が残されているはずです。その会社で我慢して働き続ける意味は何ですか?
自分には他の仕事ができないと考えるのは間違っています。20代という若さであれば、未経験で採用してもらえる会社はいくらでもあります。サービス残業させられる仕事はやっていても楽しくないでしょう。少なくとも仕事に興味を持つことができる仕事であれば、やる気も出るはずです。
残業代ももらえないまま働き続けても消耗するだけですよ。同じ時間働いてももっと稼げる仕事が世の中にはあります。残業しなくても今より稼ぐことができる仕事もあります。
転職することに対して難しいイメージを持っているかもしれませんが、まずは情報を集めるところから始めてみてください。
残業のない仕事を探す方法
残業のない会社や、少なくともサービス残業にはならない職場を探すための方法について、ご紹介しておきましょう。
自分に合う仕事がどんな仕事がわからない場合も、あなたに合う仕事を一緒に見つけ出してくれるんです。
転職する決断だけで大変なので、その先の情報を集めは転職が決まってからと言う人が多いんですね。自分なりに調べても良いですが、ここは転職のプロに頼るべきです。
楽な仕事を探したい方はこちらを参考に。