営業の仕事が向いていないのに、続けている人って結構いるんですよ。
営業の仕事は、人とのコミュニケーションが最も重要なスキル。飛び込み営業のような仕事であれば、相手先の会社から厳しい言葉を投げかけられることも多い仕事。
精神的に強い人じゃないとやっていけない仕事なんです。
あなたは、自分で営業の仕事が向いていると思いますか?
もしかして苦手で嫌なのに、営業の仕事をしているんじゃないですか?
なぜ人見知りなのに営業の仕事をしてしまっているのか?
その理由は人それぞれですが、一つ言えることは、肉体以上に精神的にダメージを受けているということです。
仲良くなれば人と接すること自体は嫌いじゃない。でも、知らない人や苦手な人と関わらなければいけない営業の仕事に、どこか限界を感じている・・・。
こういう人は、今一度、自分が営業職に向いているのかしっかりと確認した方が良いです。私の予想では、おそらく営業職から転職した方が、幸せになれる可能性が高いです。
今回は、営業が向いていない、仕事を辞めたい人のために、転職するべき理由を解説していきます。
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営業の仕事の精神的ダメージの大きさ
人と対面することを基本とする営業の仕事は、表面上は取り繕っていても、精神的ダメージを受けていることが多いです。
- 相手先の担当の人から言われた言葉が、数日後に、頭の中にふとよぎることがある・・・。
- 根本的に合わない人間性の人と、継続してやり取りしなければいけない・・・。
- 連日飲み会ばかりで、気を使うのもしんどい・・・。
思い当たる節がありますか?自分の都合で関わる人をコントロールできないのが営業という仕事。世の中には自分に合う人よりも、ノリが合わない人の方が多い。
さらに仕事という事で年代も違うので、話もなかなか合わない。せっかく案件が決まったと思ったら突然話がなくなって、担当の人の対応もそっけなくあしらわれる。
そんなことを日常的に繰り返していると、自分でも知らないうちに心に傷を負っているんです。
体育会系のバリバリ働くような精神的に図太い人なら、そんなことがあっても気にせずに、どんどん営業の成績を伸ばしていくことができるでしょう。
それに比べてどちらかというと、おとなしめで控えめな人見知りタイプの人は、ちょっとしたことでおどおどしたり、頭の中で考えすぎてうまく人と接することが出来ない。
精神的に弱い人見知りの人は営業職に絶対に向いていないんです。
どうして向いてない営業の仕事に就いてしまうのか?
向いていないのに、営業の仕事に就いてしまう原因は、なぜでしょうか?
これは就職する流れが大きく関係しています。基本的に営業職につくのは文系タイプ。高校の時の成績がたまたま文系寄りだったために、大学も文系に特化した大学に入学することになります。
消去法で選ばれやすいのが営業の仕事
その時には何となく漠然とやりたい事があったかもしれませんが、大学に通うに連れて3年生になり、周りが就職活動始めると同じように自分も就職活動を始めます。その時の選択肢として上がってくるのが、営業の仕事。
営業の仕事というのは、基本的には対面能力が物を言います。要するに、最低限の社会人としての知識があれば仕事を始めることができるんです。後は実際の業務を通じて覚えていくしかないので、前もって勉強してもそこまで意味はないんです。
結果が出せずに伸び悩むことで初めて気づく
営業職は、担当する業界の最低限の知識さえあれば、現場で覚えていける仕事。そんなこともあって、仕事にしやすいのが営業の仕事なんです。
ただし、それを続けていくことができるかとなると話は別です。
ここで人見知りの人は自分に合わない仕事にもかかわらず、消去法的な仕事の選び方で、営業の仕事を始めてしまうんです。
新卒で入社したとしても、2年3年と経てば新人としての扱いは終わります。そこでしっかりと成績を出せないと、使えない人間ということになる。はじめは慣れないからしょうがないと、上司や先輩にフォローしてもらっていたとしても、いつまでもそんなことが続くこと仕事は甘くないですよね。
人見知りの問題はすぐには解決しません。自分の人格の問題なので、一生変わらないかもしれません。簡単に変えれるくらいなら悩んでいないはずです。
このことからも人見知りなのに営業の仕事をしている人で悩んでいる人が大勢いるんです。もちろんそれだけ苦しんでいる人も多いということです。
営業の仕事の評価方法
営業職で問題なのが、成果型の評価方式だということです。給料は歩合制ではないかもしれませんが、それでも会社の利益として考えれば営業案件が成約しないと会社にお金を入ってきません。
つまり営業の仕事は結果を出せないと、周りに助けてもらうだけのタダ飯喰らいというわけです。
役立たずの烙印を押されてしまうと、会社での立場も辛い状況になってしまう。営業の仕事もできないし、会社に行っても辛い思いをするという2重苦に苛まれてしまう。これに耐えれる人はなかなかいないでしょう。営業の仕事は簡単に始めることができますが、それだけ厳しい仕事なんですね。
それなら事務のような決まりきった作業をする仕事の方が、仕事をきっちりしている感覚を持てるはずです。誰でも出来るような仕事でも、誰かの役に立つ必要とされることをしているんです。
営業の仕事は結果が出せないと遊んでいるようにも見られます。外に外出して何の結果も出せないまま自宅に帰ってまた会社に出社する。会社で働いている人からすれば、「あいつは何をしているんだ?」と思われても仕方がないでしょう。
営業の仕事の評価のされ方の厳しさについても改めて再認識しておきましょう。そんな辛くて厳しい仕事を人見知りで向いていないのにもかかわらず続ける理由って何でしょうか?
20代なら他にも活躍できる仕事はある
営業の仕事を始めてまだ間もない時期であれば、他の仕事でいくらでも向いている仕事はあります。20代であれば未経験の仕事でも問題なく始めることができます。
人見知りということでどんな仕事もできないと思っているかもしれませんがそれは違います。人見知りだからこそを向いている仕事というのもあるんです。
明るく振る舞わなくても黙々と作業してくれる方がありがたいとされる仕事。人と対面するのが苦手な人だからこそ、担当して欲しい仕事もあるんですよね。適材適所という言葉があるように、人は自分に合う仕事をした方が絶対に良いです。
嫌々ながらに仕事をしても結果も出せないし自分としても辛いだけです。周りの人から見ても辛い状況で仕事をしているのを見たくないですよね。誰もがWin-Winになれることを考えれば、自分に合った楽しく仕事ができる職種や業界を選ぶべきじゃないでしょうか。
営業の仕事に進んでしまったことで、別の仕事はできないと決めつけている人は間違っています。まだまだ可能性が秘められているのに、もったいないことをしていると自覚してください。
世の中のために人の役に立つことが出来る仕事は必ずあります。