派遣社員として働く人にも、様々な理由があります。
- 正社員として働いていたけれど、仕事辞めることになって、次の正社員としての仕事を見つけるまでの空白期間を埋めるための仕事としての派遣社員。
- 正社員になりたくても就職活動で失敗してしまい、派遣社員としての選択肢しかなかった人。
- フリーターよりもマシだからと派遣社員として働いている人。
派遣社員というのは契約面での話で、実際の仕事の内容は正社員の人と変わらない仕事もたくさんあります。
しかし、だからこそ派遣社員として働くメリットとデメリットがあります。
訳あって派遣社員として働くことを考えている人が、実際に働いてからしかわからないことを先に知っておく。
そうすることで、後悔や無駄な職歴を残さずに済むように、働き始める前に知っておくべきことについてまとめてみました。
Contents
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派遣社員で働くことのデメリットとは?
まずは派遣社員で働くことのデメリットについてみていきましょう。正社員よりも仕事に就きやすい分、デメリットも存在します。
正社員に比べて給料は安い
職種によっては別の業種で働いている正社員の人よりも、給料が高くなることはあるかもしれません。
しかし同じ業界であれば、基本的には正社員の人よりも給料は低くなります。しかもボーナスも出ないので、年収として考えるとかなりの差が開きます。
派遣社員として勤める年数が長くなればなるほど、仕事で稼げる金額に大きな違いが出ることになります。
いつまでたっても生活が楽にならないという点ではデメリットと言えるでしょう。
⇒ボーナスが出ない会社は転職すべき!賞与なしの会社のデメリットとは?
将来性が確保されていない
正社員で働く人も、会社がいつ倒産するかわかりませんし、自分がリストラされる可能性はもちろんあります。
それでもまずは派遣社員の人から切るのが普通です。正社員で働く人よりも派遣社員は将来性がなく、安定していない立場ということです。
正社員になりたくても慣れずに努力している人ならまだしも、派遣社員としての立場が楽でその立場に甘んじている人は、年齢が高くなるにつれて働くことに対する不安定さが増していくことは知っておきましょう。
派遣社員の契約は、短ければ数ヶ月単位で行われます。次の更新日でもまた契約されるだろうと余裕ぶっていると、いきなり契約を切られてその瞬間から無職になってしまう可能性があるということです。
20代ならまだしも、30代になっていれば次の転職先を見つけるのもなかなか難しくなります。契約当初の契約期間以内で、契約を切るのは不当解雇になりますが、契約更新するかしないかはまた別の話ということです。
派遣切りの問題も最近は取り上げられていますが、契約を結ぶ際には十分に注意しておきたいところです。
有給休暇が取れない
派遣社員にも有給休暇は取得する権利はあります。
条件としては、1つの契約期間が6ヶ月以上継続して続いていること。そして労働している日が8割以上であること。この条件を満たしさえすれば、派遣社員であっても有給休暇を取ることができます。
しかし、正社員であっても有給休暇を取るのが難しい会社もあります。
もちろん有給休暇を取得する権利は誰にもあるので、それを行使することはできますが、仕事がたち回らなくなるのは事実です。自分がいないと仕事が回らない状況で急に休んでしまうと、一緒に働いている人達に迷惑かけることは間違いありません。それが派遣社員の立場になれば、さらに厳しくなるということです。
場合によっては、それを理由に契約を切られることも十分ありえます。そう考えると余程のことがない限り、派遣社員が有給休暇を取ることは難しいでしょう。
しかも派遣社員の場合は、普通に休んでしまうと給料は保証されません。働いた日数で計算されるので、出勤した日が少なくなると給料もその分下がるというわけです。
選ぶ派遣会社によって給料が変わる
派遣社員というのは、派遣会社に登録してそこから派遣される形で契約を結ぶわけです。つまり契約する派遣会社によっては、全く同じ仕事であっても給料が変わるということです。
仲介料のような中引きが存在することで、派遣会社によって時給に変化が出る。派遣会社を選ぶときに、できるだけ給料の条件が高いところに登録しないと損をしてしまうということになります。
比較的高い給料で契約することができる派遣会社については後ほどご紹介しますが、大手の派遣会社だからといって給料も安定して高いというわけではありません。
むしろ紹介数を増やすために、条件が少し悪くても掲載している場合が多いです。派遣会社の登録サイトを見つけても簡単に登録しない方が、結果的に良いということです。
責任のある仕事を任せてもらえない
会社からすれば、派遣社員はいつ辞められるかわからない存在です。基本的には単純作業が多く、たまにやりがいのある仕事があってもごく一部でしょう。
派遣社員に重大な仕事を任せる会社は存在しません。それだけに仕事をしていても満足感を得られにくいのが派遣社員です。
下手に派遣社員に重要な仕事を担当させて、その仕事に関する知識を正社員が誰も知らない状態になると、その派遣社員がいなくなれば業務が立ち回らなくなります。それは会社にとってリスクでしかないことですよね。
ビジネスとして会社を経営していくことを考えたときに、派遣社員に責任のある仕事を任せるわけにはいかないんです。プロジェクトに関わっているような仕事の場合、正社員しか携われない内容で問題が起きている時に、非常にもどかしい思いをすることもあります。
その仕事の深い部分について経験を積みたいと思っていても、いつまでたってもスキルが身につかない可能性もあります。
派遣社員として働くメリット
デメリットの裏返しにはなりますが、派遣社員として働くメリットも確認しておきましょう。
いざとなればすぐに辞めることができる
正社員になるとき必ずリスクが付きまといます。それは仕事を辞めにくいということ。
派遣社員の場合は期間ごとに契約するので、辞めるタイミングも多い。数ヶ月単位で更新していく形なら、職場が合わなくても気持ち的に楽なんです。
正社員となるとそうはいきません。
嫌な上司がいても、給料が安かったとしてもその会社の一員として尽くさなければいけない。
職務経歴としてみても、正社員としての空白期間と派遣社員としての空白期間は全く意味が違ってきます。
仕事の責任の軽さ
基本的に派遣社員の重要な仕事を任すことはありません。
なぜなら問題が起きた時の負担が大きいからです。さらに、重要な仕事をさせる貴重な経験を、正社員にさせる必要があります。
だからこそ正社員に比べて給料が安いのです。正社員と変わらない仕事をしているのに、待遇面の悪い派遣社員を続ける意味ってないですよね。
ここは派遣社員としての大きなメリットの一つです。
多くの現場を経験できる
派遣社員はひとつの現場に留まるよりも、各地に飛び回って様々な場所で働く形式になります。
参画したプロジェクトの数が多いということは、それだけ経験値が豊富ということです。派遣社員としての経歴が長い人は、意外とスキルが高かったりしますからね。自分の会社だけでしか仕事をしたことがない正社員の人は、イレギュラーな場面であたふたする人が多い。
経験が不足しているので、どうすることもできないんですね。
正社員になる前にその仕事を経験できる
興味のある仕事をやってみたいけれど、いきなり会社に入るのは少しとまどう。
そんな人は派遣社員として働いてみることで、自分に合っているかどうか確認できます。もちろん仕事は真剣に取り組みますが、自分に合っていないと思えば正社員になる必要はないということ。
自分に向いている仕事を探す時の方法として、派遣社員になるという方法は有効な手段の1つです。会社側としてもやめるかもしれない人間に入社されてもコストがかかって困るだけですからね。
お互いにWin-Winになるということです。
今後の派遣社員としての働き方の変化
労働者派遣法の改正によって、派遣社員としての働き方に大きな変化が現れます。
それは2018年に起こるとされているんですね。
新しい派遣法では、派遣先の企業が派遣社員を雇うことができる期間は最長で3年としています。この期間を過ぎてしまった派遣社員は、その会社で働き続けることができなくなってしまうんです。
これは派遣社員を救済するために考えられた仕組みでもあるので、そのまま会社がその社員を雇い続けたい場合は、雇用の申し込みが必要になります。国としても派遣社員のまま長く勤めることを問題視しているということです。
ある程度働いた経歴があるのであれば、正社員として取っても問題ない。それがダメなら別の選択肢を選ばせることで、キャリアアップの可能性も残されるというわけです。
一番ダメなのが、何も考えずに派遣社員として働き続けることというわけです。
そのリスクをしっかりと頭の中に置いて派遣社員として働くことが大切です。
最も時給が高い派遣会社のテンプスタッフ
派遣会社毎に給与が異なるという話をしましたが、一番おすすめなのが派遣社員の時給を最も追求しているのが、テンプスタッフという派遣会社です。
大手の派遣求人サイトに比べてわかりやすく差をつけるために、どの案件も時給が高く設定されています。
派遣の仕事を探すときに大手と同じようなやり方をしていては、求人募集を探している人達が全部そっちに流れてしまいます。
だからこそ違うやり方で求人募集をしなければなりません。テンプスタッフは大手のような規模には勝てませんが、それでも短期の派遣や長期の派遣にも対応していて、仕事の種類も細かい部分に対応されています。
受付業務などの事務職や、試験監督といった定番派遣求人も、もちろん対応しています。
登録はたったの5分
登録するのも5分で簡単にできるので、気軽に探すことができるのも良い点。
未経験OKの案件や残業なしの仕事、専門的なスキルを活かした仕事なんかで条件を絞って仕事を探すこともできます。正社員として転職するための足がかりとしての派遣業務を目指すのであれば、希望する職種や業種で選ぶこともできます。
オフィスワークや受付、秘書といった仕事以外にも、広報や企画、経理や財務、通訳、翻訳といった多岐に渡る仕事に対応しています。自分が遠いと仕事に合っているか分からない人でも、仕事探しのプロコーディネーターと相談しながら最も合う仕事を一緒に探してくれることもできます。
やってみたい仕事があるけれど、まだそのスキルがなくて派遣業務だとしても採用されるか不安という人もいるかもしれませんね。
テンプスタッフはステップアップの支援も行なっています。
製薬専門職やITなどの技術情報、最寄りのオフィスでトレーニングできたり、提携している学校もたくさんあるので、自宅のすぐ近くで研修を受けることができます。
他の人材派遣よりも時給が高いのが前提としてあるので、まずはここで探してみてからダメだったときに別のサイトで探すのが一番おすすめの方法ですね。
未経験のフリーターから正社員を募集している会社の探し方
未経験から正社員の就職を探すのであれば、未経験者歓迎の求人に対してアプローチすべきです。
転職支援サービスのプロによる無料相談を受けることで、細かい疑問や悩みを気軽に質問することもできます。
ここではおすすめの転職支援サービスについてご紹介しておきます。
第二新卒エージェントneo(18歳~28歳が対象)
出典:https://www.daini-agent.jp/
既卒、第二新卒、大学中退、フリーター、未経験の方を対象にした就職・転職支援サービスが第二新卒エージェントneoです。
エージェントneoは完全無料で利用可能。
転職活動の手段を少しでも増やしておくべきですよ。
- ブラック企業を除外した求人情報
- 未経験の職種への就職・転職でも担当者が書類添削サポート
- 企業担当による面談対策
他にも、通常の転職サイトを利用するよりメリットが大きい点があります。
ただし、対象年齢が18歳~28歳となっているので、年齢対象外の方は別の転職サービスを利用しましょう。
ハタラクティブ
レバレジーズが運営する第二新卒・既卒・フリーター特化型転職サイト。未経験業界の転職支援の実績は40,000人以上。
年中無休で24時間サポート受付しています。
求人サイトに掲載されない非公開の求人リストを掲載
未経験OKの求人も多数存在していて、未経験OKの求人だけで1000件以上も。
実際に会社まで直接訪問して精査した企業なので、求人票から見えない情報もしっかりと把握できます。
独自のカウンセリングによって自己分析をすることで、自分に合った業界や職種を把握することで、やりたい仕事が見えるようになり、転職後のマッチングを高めています。
未経験業界でも内定率が高い
能力に合わせた業界選びによって採用確率を高めるアプローチを重要視。
会社に合わせた面接対策の重要性を認識しているので、後輩のためのフィードバックをもらいさらなる内定率をあげる取り組みが特徴です。
業界ごとに特色を分析して、将来性や成長が期待できる会社かどうか見据えた上での仕事を選択。
そうして重ねてきたこれまでのカウンセリングの実績は40,000人以上にも及びます。