エリート街道をまっすぐ歩いてきた社会人の内の1人が商社マンです。
日本における職種の中でも高い給料がもらえる仕事だけあって、一流大学を卒業した人も商社に入って仕事をしたいと言う人もいます。
若くして高い年収を実現するためには、それなりの仕事に就く必要があります。20代でも年収1000万も夢ではない商社の仕事は、世間一般から見れば羨ましい仕事。
しかし、実際に働いているあなたならわかるでしょう。商社マンといえど全てにおいて完璧な仕事ではないんですよね。
高い給料を実現するために、当然の様に課せられる厳しい仕事内容。残業もあるし、遠征も頻繁に行わなければいけない。
また、海外で働かさせられる場合もあり、意外と体力仕事でもあるんですよね。営業職並の付き合いの能力も必要で、飲み会は当たり前。いわゆる体育会系のノリについていけない人は、商社の仕事を続けていけるのか不安に感じることもあるはず。
確かに給料は高いけれど、お金のためだけに仕事をしたいんじゃない。少しでもそんな風に考えてしまうと、今の仕事を続けるよりも別の選択肢を選ぶべきかどうか悩み始めることになります。商社マンとして辛いことがあっても頑張ることができる人もいれば、別の道を歩んだ方が幸せに人生を過ごせる人もいるんです。
今回は、商社の仕事に疑問を感じている人、別の仕事の選択肢について知りたい人のために、転職の選択肢についてお話したいと思います。
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商社の仕事の厳しさとは?
商社マンの仕事の対象は非常に多岐に渡るもの。世間で流通しているビジネスに関わるもの全てにおいて、取引するチャンスがあればそれは仕事になります。
会社によって専門分野があるとはいえ、事業展開していく上であらゆる分野と関わりを持つ仕事。輸出入の仕事が中心ではありますが、資源開発、IT事業、製品の製造、販売など枚挙にいとまがありません。
これを実現するのが商社マンなわけですから、仕事内容が厳しいものになるのは言うまでもありません。
案件が取れるのであれば、どれだけ仕事の時間が長引こうとも働き続けるでしょうし、取引先と接待で深夜まで働くこともザラです。プライベートの時間を持つことが難しく、働き続けているうちに自分が何をやっているのかわからなくなる。そんな事で精神的に病んでしまう人も多い仕事です。
働き続けてお金も稼げているけれど、自分の時間を持てないしいつまでもこんなことを続けていけるとは思えない。そう考える人が出てもおかしくない業界の仕事なんです。
商社マンの仕事は思っているよりも相当厳しく辛いものなんです。
商社の仕事の経験が異業種で活かせる?
商社マンの道に一度進んでしまうと、つぶしがきかなく他の仕事ができないと考えていませんか?商社マンとして働いた仕事の経歴は他の仕事でも十分に活かせるものです。
それは転職採用を行う人事担当の人が一番よく知っていることです。中途採用の募集の求人の一覧の中から、商社で働いていた経験を持つ人が見つかれば、いち早く獲得のために動き出すでしょう。それだけ非常に優れた人材が集まる職種。
そんなこともあって転職後も高い年収をキープしたままキャリアを移行させることができる数少ない仕事なんですよね。
商社で働くために必要な知識と能力さえあれば、大抵の仕事はすぐに覚えることができます。おそらく他の仕事を体験してみると、あまりの落差に驚いてしまうかもしれません。案件を成立させるためのプレッシャーもなく、仕事に余裕があるのでやりがいのある仕事を見つけることができれば楽しみながら仕事を進めることができます。
商社マンとしての営業の仕事自体は、そこまで嫌いじゃないのであれば、一般企業の営業職に転職するとそのまま商社マンとしての能力を活かす仕事もできます。
転職において選択肢が非常に幅広いことが、商社マンで働いてきたことによる大きなメリット。どんな仕事であってもたとえ未経験だったとしても、新しい仕事で成功させることができるはずです。
自分の興味を持てる仕事を探そう!
商社マンとして働く中で、様々な仕事に携わってきた経験があるはずです。
今までの自分の経歴を振り返ってみて、自分でもやってみたいと思うような仕事はなかったですか?どんな小さなことでも良いので少し思い出してみましょう。
仕事は自分で楽しめるものを選択するのが一番。やっぱり楽しんでいる人間が一番強いんです。無理やり努力して能力を高めることもできますが、どうしても続かないですよね。何より継続させることが一番重要で、そのためには自分が好きな仕事を選択しなければいけませんよね。
これまで関わりがなかったものだとしても、未経験の業界でも飛び込んでみるのをお勧めします。やりがいさえ見つけることができれば、ゼロからのスタートだとしてもすぐに他の人を追い抜くことができますよ。高い年収や待遇面での条件を優先しても良いですが、それじゃあ商社で働いていた時と同じ結果になる可能性が高い。
それよりも自分の興味の持てる仕事を探して、幸せな人生を歩める方が良くないですか?